ヨーロッパ旅行にかかる費用は?5泊6日でシミュレーション

ヨーロッパ旅行にいつかは行ってみたい!そう思われる方は多いですよね。ヨーロッパは広く、文化や歴史、日本にはない風景など見所がたくさん。
そんなヨーロッパ旅行に行くとなるとどれくらいの費用が必要になるのか気になりますよね?!
今回はヨーロッパ旅行に何度も行ったことがある作者がヨーロッパ旅行に5泊6日で行くとなるとどれくらいの費用が必要になるのかをご紹介。
この記事を読んでヨーロッパ旅行の予算立ての参考にしたり、費用を貯める際の目安にしてくださいね。
目次
結論から言うとヨーロッパ旅行5泊6日ならば20万円以上は必要
ヨーロッパといっても何カ国あるかご存知ですか?
実は日本の外務省HPで確認できる国の数は54カ国もあるのです。
もちろん5泊6日では全ての国を回ることなんて不可能。
そこで一般的なヨーロッパ旅行とはどう言うものかをまず2つに分類してみましょう。
- 1つの国に滞在するフリープラン型
- 数カ国を回る周遊型
この2つが主なプラン。
それぞれを解説していきます。
1つの国に滞在するフリープラン型
このフリープランは主に興味がある国を絞ってその国に滞在し、各名所や街を回るタイプ。
イタリアが好きな方であればイタリア内で移動、他の国にはいかないと言うことですね。
とはいっても日本には東京も京都も北海道もあるように、街それぞれで文化や特徴、気候さえも違うので滞在型でも飽きると言うことはないでしょう。
この滞在型のメリットはやはりその国のことを深く理解し、堪能できると言うことでしょう。また飛行機や長時間の列車移動がなくなるので、自由に使える時間が増えるという面もあります。
数カ国を回る周遊型
逆にせっかくヨーロッパまできたのだから色々な国を見てみたい!という方にぴったりなのが周遊型。
ヨーロッパはイギリス以外は陸続きのために飛行機以外でも列車やレンタカーで他の国に移動することができるのです。(イギリスとフランスはユーロスターという英仏海峡トンネルを渡る列車もあります)フランスに行った後イタリアに行くと行ったように色々な国に行ってみることができるのは大きなメリットですね。
デメリットとしてはどの国も滞在時間が分散してしまうので、1つの国を深く知ることができない、移動時間が長く必要になるなどがあります。
実際にヨーロッパ旅行をするなら個人旅行?ツアー?
語学や旅行経験が多い方なら良いですが、多くの言語や文化週間などが存在するヨーロッパはなかなかスムーズに旅行するというのはハードルが高いもの。
その場合に便利なのがツアーです。各旅行会社がヨーロッパ旅行ツアーを企画しており、先ほどご紹介した滞在型、周遊型ともに専門家が組んだプランでツアーが設定されています。
個人旅行とツアー旅行のメリットデメリットを見てみましょう。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
個人旅行 | ・自由時間が長い ・団体行動をしなくて良い ・現地で行動を決めることができる ・LCCを使ったり、旅行費用を節約できることがある |
・トラブル対応を自分でする必要がある ・飛行機、ホテルなど手配をする必要がある |
ツアー旅行 | ・初心者でも安心 ・飛行機やホテルなど全て手配してくれる ・スケジュールが決められているので効率が良い ・トラブル対応はガイドさんたちにお願いできる |
・日程がタイトだったり、融通がきかない ・団体行動がほとんど ・ホテルなどあまり選択肢がない ・一人で参加だと割高 |
このように個人旅行とツアー旅行は一長一短があります。どちらが良いかは個人の好みとなりますが、一般的に語学力に不安がある、海外旅行経験が少ない方はツアー旅行がおすすめ。団体行動が好きではない、色々と苦労も合わせて経験したい!という方は個人旅行をおすすめします。
なぜヨーロッパ旅行には20万円以上が必要?
では肝心のヨーロッパ旅行の5泊6日費用についてですが、20万円以上の根拠は今ご説明したようにツアー旅行の相場が20万円以上だからというのがシンプルな理由です。
では個人旅行ならもう少し安くできるのではないかとお考えになる方もいらっしゃると思いますが、個人旅行で飛行機代などが安くついたからと行って旅行から帰ってきてみると総額はツアーよりも高くついた!なんてことはよくあります。
なぜそんなことが起きるかというと、ツアーはホテルなどをある程度抑えておいて、団体割引などが適用されている額であったりするのでホテルのランクの割に安く泊まれていることがある。そうなると個人旅行として自分で予約したホテルとクオリティバランスを考えると割高になることがある。
またツアー旅行では旅行中の細かい移動など無駄なくツアープランが建てられているので移動などに無駄がない。
個人旅行だと道に迷ってしまったり、思いがけずホテルより遠くに行ってしまって、帰りのタクシー代が高くつくなんてことも考えられます。
またヨーロッパ旅行で忘れてはいけないものがチップ。ツアーなどでは食事などもツアー費用に組み込まれていることも多いですが、個人旅行は都度レストランなどで支払いをしなくてはいけません。その際のチップが思わぬ出費になったりもするでしょう。
その意味でもよほど食費やホテルのランクを落とした旅行を考えられている方や、個人海外旅行になれた方、もしくはそう行ったパートナーの方同伴の旅行でなくてはツアー旅行よりも安く上げるのは難しい、そう行った意味で20万円以上が相場と言えます。
個人旅行をする際のヨーロッパ旅行の費用を考える
旅行初心者や語学に不安がある方はツアー旅行をおすすめしましたが、個人旅行もやはりいいものです。
次は個人で海外旅行をしたい!と考えられる方に向けて、こちらでは個人旅行でヨーロッパに行った場合、どのような費用がかかるのかを解説したいと思います。
個人旅行で行く際の費用の内訳
個人旅行でヨーロッパ旅行に行く際に必要な費用は以下の通り。
- 飛行機代
- 宿泊費
- 食費などの現地滞在費
それぞれを詳しく見ていきましょう。
ヨーロッパまでの飛行機代を考える
飛行機代の話になるとよく話題に上がるのがLCC。ローコストキャリアと呼ばれるLCCはフルサービスキャリアと呼ばれる正規便よりも格安の運賃で旅行ができると人気。
しかしヨーロッパに行く場合には直通便ではLCCはありません。LCCで乗り継ぎをしながらヨーロッパに行けないかと考えられる方もいらっしゃると思いますが、5泊6日では乗り継ぎだけで何十時間も使ってしまい時間もお金ももったいないです。
日本からヨーロッパに行くには正規便を使うことをおすすめします。
東京から各ヨーロッパ都市を結ぶ直通便の料金比較
それでは実際のヨーロッパ旅行に行く際の飛行機代費用の相場を知っていただくために東京と各主要ヨーロッパ都市の直通便での料金を比較してみます。
東京発各ヨーロッパ主要都市、直通便の往復チケット代
東京―ロンドン | 約80,000円〜190,000円 |
東京―パリ | 約80,000円〜180,000円 |
東京―ローマ | 約100,000円〜 |
東京―マドリード | 約100,000円〜 |
各社HP調べ、往復便、2019年10月の週末から6日間
もちろん乗り継ぎ便であれば時間はかかりますが、上記料金の2/3ぐらいの費用で行くことも可能。しかし乗り継ぎ時間などがかなりかかってしまうので予算とのバランスを見るようにしましょう。
ヨーロッパ旅行にかかる宿泊費用
飛行機代の費用相場をわかっていただいたところで、次はホテル代など宿泊費がいくらかかるのかを調べてみました。
もちろんホテルには三ツ星ホテルからホステルなどの安宿までたくさんの種類がありますので、具体的な比較はできませんので一般的な家族旅行で使われるようなホテルで相場感をみていきます。
イタリアやフランス、スペインのヨーロッパ旅行でよく選ばれる都市でのホテル相場
シティホテル | 約8,000円〜12,000円 |
1つ星、スタンダードクラスのホテル | 約15,000円〜22,000円 |
2つ星、スーペリアクラスのホテル | 約25,000円〜35,000円 |
3つ星以上のデラックスクラスのホテル | 約40,000円〜 |
宿泊サイト調べ。季節などにより変動あり。1泊あたりの値段
このようにホテル代はヨーロッパではかなりかかってしまいます。5泊をスタンダードクラスで考えると宿泊費だけで80,000円は必要です。
食費などの現地滞在費
飛行機代、ホテル代とみてきたところで次は食事など現地滞在費を考えてみましょう。
イギリスやスイスなど物価が高い国もたくさんあるので今回は人気のパリの物価で考えてみます。
バゲットのサンドウィッチ | 5ユーロ(約580円) |
コーヒー | 2ユーロ(約230円) |
カフェオレ | 3.5ユーロ(約400円) |
カジュアルレストランでのランチ | 12ユーロ(約1,300円) |
レストランでディナー | 50ユーロ(約5,500円) |
円―ユーロを約116円で計算。(レートは時期によって変動します)。
いかがですか?思ったよりも安いと思われますか?確かにブラッスリーと呼ばれるカフェのようなところで食事をとるのであれば日本の食事代とほぼ変わりません。
上ではあげませんでしたが、フランスのマクドナルドでドリンクとポテトがついたハンバーガーのセットが日本円で約700円ぐらいです。
これも日本の相場とあまり変わりませんね。しかし忘れては行けないのがチップの存在。
もちろんパリを含めヨーロッパではチップを払うのがマナーです。日本人にはあまり馴染みのないチップ文化ですが、自分が日本人だからと言ってチップを支払わないのはマナー違反。
チップはレストランのクラスなどによって相場は変わりますが、15%から25%は必要だということを覚えておきましょう。
そのほか、交通費や美術館などの入場料
食費は日本の感覚の1.2倍くらいが相場と言えそうですが、交通費や美術館などの入館チケットの費用などはどれくらいかをこちらもパリを例としてみていきましょう。
パリ市内の一日乗車券 | 7ユーロ(約800円) |
空港から市内へのバス代 | 11ユーロ(約1280円) |
ルーブル美術館チケット | 15ユーロ(約1,700円) |
オルセー美術館チケット | 12ユーロ(約1,400円) |
エッフェル塔 | 16ユーロ(約1,800円) |
凱旋門 | 9.5ユーロ(約1,100円) |
オペラ座 | 9ユーロ(約1,000円) |
円―ユーロを約116円で計算。(レートは時期によって変動します)
せっかくのヨーロッパ旅行ですので、各地名所や観光地は色々と周りたいところ。パリに関しては、交通費は公共機関を使えばかなり安い。
しかし美術館や観光名所は日本とそれほど変わらない費用がかかるということを覚えておきましょう。
ヨーロッパ旅行にかかる費用まとめ
いかがだったでしょうか。ヨーロッパ旅行にかかる費用をいくつかの項目に分けて解説致しました。歴史と文化に溢れるヨーロッパは行くと楽しめること請け合いです。
またフランス料理やイタリア料理は日本人の口に合いやすいので、グルメを楽しむのも良いでしょう。
では最後にヨーロッパ旅行における費用内訳をまとめてみましょう。
5泊6日でヨーロッパに旅行すると想定した際の一人当たりの費用をまとめると
パッケージツアー利用なら一人18万円から25万円、個人旅行で節約して旅をするのならば18万円〜といったところ。
個人旅行としてヨーロッパを旅した場合の内訳は
項目 | 費用 |
飛行機代 | 約10万円〜(保険代含む) |
食費 | 2万円〜 |
宿泊費 | 5万円(5泊) 〜 |
観光・アクティビティ費用 | 2万円 〜 |
移動費 滞在型の場合 | 1万円 |
周回型の場合 | 3万円から5万円 |
このような内訳になります。なお、注意点としてヨーロッパは夏がシーズンですので飛行機代や宿代など高くなる傾向があります。
夏場のハイシーズンを避けてヨーロッパに旅行するのも旅費を節約できるコツです。
旅費を貯めてぜひヨーロッパ旅行に行こう
いかがだったでしょうか。ヨーロッパ旅行に行く際にかかる費用についてまとめました。
ヨーロッパ旅行にかかる費用を知って、お金を貯金したい、もしくは余裕がないから諦めようと思う方がいらっしゃいましたら、ちょっと待ってください。
普段の生活費を節約したりすることも1つの方法ですが、もっと効果的に家計に余裕が出る可能性があります。
それは家計の見直しや保険の契約の見直し。これらを行うことにより月に何万円も貯金がスムーズにできたりすることもできます。
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