
借金返済がなかなか進まずにお悩みの方はいらっしゃいませんか?
「債務整理をしたいけれど実際のところよくわからない」という方も多いと思います。
こちらの記事では借金減額方法の1つである「債務整理」についてリスクやメリット・デメリットもどこよりもわかりやすく解説します。
また債務整理が得意な弁護士事務所も合わせてご紹介します。
目次
債務整理とは?
債務整理は借金を減らすための法的な手続きのことを指します。
つまり、債務整理を利用すると「合法的」に借金を減額またはなくすことができるのです。
債務整理には以下の3つの種類があります。
任意 整理 |
個人 再生 |
自己 破産 |
債務整理手続きの流れ
債務整理には3種類の手続きの方法がありますがここではどの手続きにも共通する債務整理の手順について説明します。
手順は以下の通りです。
ここでは3つの債務整理の方法に共通したメリット・デメリットを紹介します。
メリット | デメリット |
|
|
債権者は「受任通知」を受け取ると貸金業法21条により債務者に催促をすることができなくなります。
そして債務整理を利用すると信用情報機関にブラックリストとして登録されてしまうため新規の借入がしばらくできなくなってしまいます。
債務整理手続き①任意整理
「任意整理」とは裁判所などの公の機関を通さない借入先との交渉により借金の減額をする手続きのことです。
任意整理はほとんどの人が弁護士や司法書士など(委任者)に交渉を依頼します。
自分自身だけで「任意整理」をすることも可能ですが、知識が未熟なまま行ってしまうと不利な条件での返済を要求されてしまうなどのデメリットがあります。
- 比較的安定した収入がある
- 3年間継続して返済する意思がある
任意整理の手続きの流れ
任意整理では弁護士や司法書士に一度依頼してしまうと債務者は和解の連絡を待つことしかできません。
任意整理の流れは以下の通りです。
- 引き直し計算をもとに和解まで弁護士・司法書士が交渉を続ける
- 委任者から債務者へ和解の連絡
- 返済計画を立て返済開始
この後、債務者は3〜5年かけて借金を返していくことになります。
また、任意整理をするにあたって必要なものは
- 身分証明書
- 印鑑
- 住民票
- カード類
- 預金通帳
- 収入証明書(給与明細・源泉徴収票)
- 債権者一覧表
- 債権者との契約書
- 領収書などの明細書
の9種類です
太文字のものは必ず必要な書類になっています。任意整理は裁判所を通さない手続きのため、簡単に集めることが可能な書類が多いです。
任意整理メリット・デメリット
ここからは任意整理のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
|
|
任意整理費用
任意整理にかかる費用は弁護士や司法書士に支払う費用だけのため少ない費用で借金を減額することができます。
以下が任意整理にかかる費用の一覧です。
相談料 | 弁護士との面談の際にかかる料金。 最近は無料にしている弁護士事務所も多い。 |
着手金 (2〜5万円) |
弁護士と契約を結ぶ時に発生する料金。 着手金無料の事務所もあり◎ |
報酬金 (2〜5万円) |
和解が成立した時に発発生する料金。 任意整理では減額報酬も含まれる。 |
債務整理手続き②個人再生
個人再生手続きの流れ
個人再生は以下の手順の流れで行われます。
- 書類の準備(弁護士や司法書士に任せることも可能)
- 裁判所へ個人再生の申し立て
- 個人再生委員の選任・個人再生開始
- 個人再生委員との面談・返済リハーサル開始
- 債権の届出
- 異議申述書の届出
- 再生計画案の提出
- 再生計画案の可否
- 借金返済開始
債権の届出:債権の届出は債権者から裁判所に出される借金の明細です。
異議申述書:債権者から提出された債権の届出に対する異議を記す書類
再生計画案:減額された借金を今後(3~5年間)どのように返すかの計画
個人再生委員は弁護士や司法書士などがついている場合には選任されないことが多いですが東京地方裁判所では全ての人に個人再生委員が選任されます。
地域によって違うので個人再生する前に一度確認してみると良いでしょう。
また、返済リハーサルや再生計画案でつまづくと個人再生を行えない場合もあるので注意が必要です。
個人再生には2種類の書類が必要です。
- 個人再生申立書
- その他付属書類
個人再生の手続きを開始するためには個人再生申立ての書類が必要です。
それに加えて
- 身分証明書
- 財産や家計を示すための書類
- 借金に関する書類
が必要になります。
上記の書類は人によって必要なものが異なりますが、準備に時間がかかるので予め自分の必要な書類を把握しておくことが重要です。
個人再生メリット・デメリット
個人再生のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
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官報:政府や省庁の決定事項や会社法による決定事項などが掲載されている国が発行している新聞のようなもの
個人再生費用
個人再生にかかる費用は大きく分けると「裁判所に支払う料金」と「弁護士や司法書士に支払う料金」の2つに分けられます。
裁判所 費用 |
個人再生委員が選出された場合には上記に加え25万円程度かかる |
弁護士 司法書士 報酬金 |
弁護士報酬:約30〜60万円 司法書士報酬:約20〜30万円 |
上記の費用に加えて持ち家があると、弁護士や司法書士へ払う報酬が5〜10万円多くなります。
債務整理手続き③自己破産
自己破産では裁判所に依頼することで借金がゼロになる手続きのことです。
借金がゼロになる代わりとして、厳しい審査や複雑な手続きが必要。
また、20万円以上の資産を処分されてしまうので自己破産をする際にも慎重に考える必要があります。
自己破産手続きの流れ
自己破産には同時廃止事件と管財事件・小額管財事件の2種類で手続き方法が分かれています。
同時廃止事件:自己破産する債務者に高額な財産がないかつ免責についても調査をする必要がない時に行われる手続きのこと。破産手続きを開始と同時に終了するため免責手続きだけを行う。
管財事件・小額管財事件:自己破産をする債務者に高額な財産もしくは免責不許可事由がある場合に行われる手続き。裁判所から選任された弁護士などの専門家が財産や免責不許可事由調査するため手続きが複雑になる。
- 家計簿・資産明細目録・給与明細を収集
- 裁判所に申立て
- 裁判官との面接
- 免責許可決定
- 家計簿・資産明細目録・給与明細を収集
- 裁判所に申立て
- 裁判官との面接
- 管財人面接
- 債権者集会
- 免責許可決定
管財人:裁判所から選ばれた債務者の財産や免責不許可事由を調査する人のこと。主に弁護士が担当することが多い。
債権者集会:裁判所で裁判官、管財人、債権者、債務者(弁護士同伴)で行われる集会
自己破産では多くの書類が必要なため書類を集める期間として2、3ヶ月は見といたほうが良さそうです。
また、裁判官との面接は裁判所によって対応が異なります。
また、以下が自己破産手続きに必要な書類です。
- 自己破産申立書
- 陳述書・報告書
- 住民票・戸籍謄本
- 家計簿
- 給与明細
- 通帳のコピー
- 債権者一覧
- 財産目録
- 源泉徴収票・課税(非課税)証明書
陳述書:自己破産を選択し必要である理由
財産目録:自分の所有する財産一覧のこと
上記のものは自己破産を選択した場合マストで必要です。
上記の書類以外は人によって必要なものが異なりますが自己破産の事情を説明するための資料は全て提出する必要があるので覚えておきましょう。
自己破産メリット・デメリット
メリット | デメリット |
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自己破産費用
同時廃止事件
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管財事件・小管財事件
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裁判所 費用 |
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着手金 報酬金 |
20万円〜 | 35万円〜 |
自己破産では裁判所を通す手続きのため裁判所費用がかかります。
また弁護士や司法書士などの専門家への報酬代が加わることがほとんどです。
費用については事務所によって異なるので自分にあった事務所探しをしましょう。
【相談無料】債務整理におすすめな弁護士・司法書士事務所
1サンク総合法律事務所
- 初期費用0円
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サンク総合法律事務所の初期費用は0円です。費用を分割して支払うことも可能なので、今手元にお金がないと不安な方も相談しやすいでしょう。

所在地 | 〒104-0032 東京都中央区八丁堀4-2-2 UUR京橋イーストビル2階 |
対象地域 | 全国 |
対応業務 | 債務整理、任意整理、過払い金請求、個人再生、自己破産など |
対応時間 | 24時間365日(メール) |
任意整理 費用(税込) |
着手金:1件55,000円 報酬金:1件11,000円 減額報酬:11% 過払い金報酬:回収額の22% |
無料相談 | 可能 |
2東京ロータス法律事務所
- 弁護士では珍しく何度でも相談無料
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所在地 | 〒110-0015 東京都台東区東上野1丁目13-2成田第二ビル2階 |
対象地域 | 全国どこでも可能 |
対応業務 | 債務整理、任意整理、過払い金請求、個人再生、自己破産など |
対応時間 | 平日:10:00〜20:00 土日:10:00〜19:00 |
任意整理
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着手金:1件22,000円 報酬金:1件22,000円 減額報酬:11% 過払い金報酬:回収額の22% |
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所在地 | 〒130-0022 東京都墨田区江東橋4-22-4第一東永ビル6階 |
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対応業務 | 債務整理、任意整理、過払い金請求、個人再生、自己破産など |
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4弁護士法人・響
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所在地 |
|
対象地域 | 日本全国 |
主な対応業務 | 任意整理、過払い金返還請求、個人再生、自己破産 など |
対応時間 | 24時間365日(web) |
任意整理 費用(税込) |
着手金:55,000円〜 報酬金:11,000円〜 |
無料相談 | 可能 |
5もりた法務事務所
- 相談は何度でも無料!匿名もOK →無料の減額診断もできる
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所在地 | 〒230-0051 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4-29-17 第10下川ビル607号 |
対象地域 | 日本全国 |
主な対応業務 | 任意整理、過払い金請求、個人再生、自己破産 |
対応時間 | 24時間365日(web) |
任意整理 費用(税込) |
着手金:11,000円〜 報酬金:11,000円〜 |
無料相談 | 可能 |
6はたの法務事務所
- 相談は何度でも無料
- 着手金が0円
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- 着手金が0円
- 分割払いOK
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所在地 | 〒167-0051 杉並区荻窪5-16-12 荻窪NKビル5階 |
対象地域 | 全国どこでも可能 |
対応業務 | 債務整理、任意整理、個人再生、自己破産、過払い金返還請求など |
対応時間 | 無料相談ダイヤル:平日8時半~21時半、土日祝日8時半~21時 WEB相談受付時間:24時間365日 |
任意整理
費用※ |
着手金:0円 報酬金:1社20,000円〜 減額報酬:10% 過払金報酬:回収額の20% 10万円以下の場合は12.8%(別途1万円の計算費用が必要) |
無料相談 | 可能 |
7アース法律事務所
- 元裁判官の運営する弁護士事務所
- 全国対応可能
- 債務整理手続きをする上で制限のない弁護士事務所

所在地 | 〒105-0004 東京都港区新橋1-17-8TKK新橋ビル8階 |
対象地域 | 全国どこでも可能 |
対応業務 | 債務整理、任意整理、過払金返還請求、個人再生、自己破産など |
対応時間 | 10:00〜19:00(土日祝含む) |
任意整理
費用(税込) |
着手金:1社22,000円 報酬金:1社22,000円 減額報酬:11%相当額 |
無料相談 | 可能 |
8新大阪法務司法書士事務所
- 業界でも低水準※の料金設定
- 分割払い可能
- 着手金11,000円〜(税込)

所在地 | 〒533-0033 大阪府大阪市東淀川区東中島1-20-12-518 |
対象地域 | 全国どこでも可能 |
対応業務 | 過払い金返還請求、任意整理、個人再生、自己破産など |
対応時間 | 平日:9:00〜19:00 |
任意整理
費用(税込) |
着手金:11,000円~ 報酬金:11,000円~ 過払い基本報酬:33,000円 過払い成功報酬:過払額の22% ※訴訟の場合は過払額の27.5% |
無料相談 | 可能 |
9債務Lady
- 女性スタッフが対応
- 分割・事後払いOK
- 相談無料、フリーダイヤルで通話料0円

所在地 | 〒533-0033 大阪府大阪市東淀川区東中島1-20-12-518 |
対象地域 | 全国どこでも可能 |
対応業務 | 債務整理、任意整理、過払い金請求、個人再生、自己破産など |
対応時間 | 平日:9:00〜21:00 土:9:00〜12:00 |
任意整理
費用(税込) |
着手金:11,000円~ 報酬金:11,000円~ 過払い基本報酬:33,000円 過払い成功報酬:過払額の22% ※訴訟の場合は過払額の27.5% |
無料相談 | 可能 |
費用で比較!安いおすすめ弁護士・司法書士事務所ランキング
弁護士・司法書士に相談するなら、何度でも相談が無料だと、相談がしやすくて嬉しいですよね。
そこでここからは、債務整理におすすめな弁護士・司法書士事務所の中でも、何度でも相談が無料な事務所だけをピックアップして、費用が安い順にご紹介します。
費用の安さは、各事務所の着手金を比較して、そのほか相談のしやすさを比べられるように、
- 相談・依頼の対象地域
- 出張相談にかかる費用
- 弁護士・司法書士事務所の営業日
の3つのポイントを比較しました。

はたの法務事務所

費用のポイント
着手金 | 無料 | 基本報酬 | 1社2万円〜 |
減額報酬 | 10% | 分割払い | ◯ |
※費用は公式サイト参照
はたの法務事務所は、着手金が無料です。過払い金があるかどうかの調査も、無料で行ってくれます。
手持ち金がなくても相談月の支払いからストップでき、費用は分割払いが可能と、現在手元にお金がなくて困っている方には、相談しやすい司法書士事務所です。
相談のポイント
無料相談 回数 |
何度でも | 対象地域 | 全国 どこでも |
出張費用 | 無料 | 土日対応 | 可(無料) |
はたの法務事務所は、全国各地どこでも無料で出張相談してくれます。
メールでのお問い合わせは24時間OK。電話は女性・男性別に専用のダイヤルがあり、土日祝日も8時半〜21時の間受け付けています。

もりた法律事務所
費用のポイント
着手金 | 11,000円〜 | 基本報酬 | 11,000円〜 |
減額報酬 | 11% | 分割払い | - |
もりた法律事務所は、債務整理に特化している法律事務所です。借金返済で苦しい状況を解決へと導いてもらえます。また、迅速な対応と早期着手してもらえるため、お急ぎの方におすすめです。
相談のポイント
無料相談 回数 | 何度でも | 対象地域 | 全国 どこでも |
出張費用 | - | 土日対応 | - |
もりた法律事務所では、匿名での相談が何度でも無料です。さらに、24時間365日webから相談することができます。
家庭や仕事の事情を加味して、一人ひとりに最適な解決方法を提案してもらえるでしょう。
東京ロータス法律事務所

費用のポイント
着手金 | 22,000円 | 基本報酬 | 22,000円 |
減額報酬 | 11% | 分割払い | - |
※費用は税込表示、1件につきの価格
東京ロータスに任意整理を依頼する場合、上記の費用のほかに、諸費用として1件につき5,500円(税込)がかかります。
司法書士ではなく、弁護士に依頼しなければならない場合は、東京ロータス法律事務所がおすすめです。
相談のポイント
無料相談 回数 |
何度でも | 対象地域 | 全国 (要相談) |
出張費用 | - | 土日対応 | 可 |
東京ロータス法律事務所では、メールや電話での相談も可能で、通話料は無料です。
全国からの相談に対応してくれるようですが、自己破産や個人再生を依頼する場合は、来所が必要になるため注意をしましょう。
ひばり(旧名村)法律事務所

費用のポイント
着手金 | 22,000円 | 基本報酬 | 22,000円 |
減額報酬 | 11% | 分割払い | ◯ |
※費用は税込表示、1件につきの価格
ひばり(旧名村)法律事務所も、上記費用の他に、経費として1社5,500円(税込)がかかります。
相談のポイント
無料相談 回数 |
何度でも | 対象地域 | 全国
どこでも |
出張費用 | - | 土日対応 | 不可 |
ひばり法律事務所は、全国各地どこからの相談・依頼にも対応しています。
まずは、相談予約フォームか電話で問い合わせてみましょう。電話の場合、土日祝日は定休日なので注意が必要です。