【資産形成とは?】資産形成と資産運用の違い~おすすめの方法まで

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個人の資産を守り、増やしていくのに必要な資産形成と資産運用。会社の制度や保険商品を賢く選び、早い段階から計画的に進めていくことで、効率良く個人の資産を形成・運用していくことができるのをご存知でしょうか?今回は、既に資産形成をはじめられている方はもちろん、これから資産形成をしていきたい方にもおすすめの資産形成のやり方や資産運用との違いについて分かりやすくご紹介しましょう。

資産形成とは?資産運用との違いは何?

資産形成とは?資産運用との違いは何?

資産形成や資産運用について、明確に理解していますか?

「資産運用というのは聞いたことあるけど、資産形成というのは初めて」という方や、「なんとなくは知っているが他人に説明できる程ではない」という方も多いかもしれません。

まず、比較的聞き馴染みのある資産運用ですが、既に形成された資産を金融資産や不動産資産へ投資しさらなる利益を求める、もしくは減らさないように利用することをいいます。簡単にいえば、10ある資産の分配を考えながら増やしていくイメージです。

一方で、資産形成とは、現時点で資産がほとんどない状態で0から2.3.4と少しずつ資産を着実に増加させていくことをいいます。資産運用の前段階といっても良いでしょう。目安としては金融資産1,000万円ぐらいまでは、資産形成の段階となります。

上記のことから分かるように、資産形成と資産運用には大きな違いがあります。

それは資産運用が、既に形成された資産を持つ、つまり貯蓄があって資金に余裕がある方を対象にしているのに対し、資産形成は現時点で資産がほとんどない状態、つまり資産運用するほどの余裕がまだない方を対象にしているという点です。そのため、前述した通り資産形成は資産運用の前段階とされているのです。

また、資産形成と資産運用を区別する理由にも、両者の違いが関係しています。

資産形成と資産運用を区別する理由にも、両者の違いが関係しています。

既にある程度の資金があり、その価値を目減りさせないよう運用することが目的の資産運用は、守りの要素が大きいという特徴があります。一方で、資産を0から形成することが目的の資産形成は、攻めの要素も必要になってくるのです。この2つはイメージすべきポートフォリオや実践方法が異なるため、区別されています。

このような両者の違いをふまえ、自分が現時点でどちらに該当するのかを知った上で、資産形成もしくは資産運用を始めると良いでしょう。

なお、どちらの場合でも、その時々の経済情勢を考慮して、預貯金・株式・投資信託・保険などの金融商品や不動産を上手く組み合わせて資産を分散しながら、それぞれの値動きに応じて売買することが大切です。

さて、2つの概要・違いが分かったところで気になるのが、「そもそも、なぜ資産形成や資産運用するべきなのか?」ということ。

この理由は、単純に資産を増やして儲けたいからという単純なものではありません。資産形成・資産運運用が必要とされるのは、平均寿命が男女共に80歳を超えている現在において、公的年金をはじめとした日本の社会保障制度のみを頼りにするのは得策とはいえないからです。

日本が厚生年金保険法を制定し、民間企業に勤める人の年金制度がスタートした当時、日本人の平均寿命は男女共に現在よりも15歳以上低い65歳前後だったため、60歳になった段階で年金受給を開始しても平均3年程度しか受け取り期間がない状態でした。しかし、平均寿命が男女共に80歳以上となっている昨今では、公的年金受給開始年齢が引き上げられたり、公的年金自体の存在が危ぶまれる状態になっています。

そんな時代だからこそ、個人個人がしっかりと将来を見据えて資産形成や資産運用をする必要があるのです。金融庁でも「貯蓄から資産形成へ」というスローガンのもと、取り組みを強化しており、今後ますます人口減少と高齢化が進む中で、個人資産を守るだけでなく資産を増やしていくことが大切といわれています。

資産形成はいつから始めればいい?

資産形成はいつから始めればいい?

そうはいっても、具体的に資産形成はいつから始めたら良いのだろうかと悩まれる方も多いかもしれません。結論からいえば、資産形成はなるべく早い段階でスタートするのがおすすめです。

20~40代の若年層は資産形成層とも呼ばれ、早い段階から資産形成の方法を学び、実践していくことがなによりも大切になっていきます。

資産形成・資産運用を考える際には、一般的に「期間・金利・金額」の3つの要素に着目します。投資を30歳から始めるか、50歳から始めるかで、求められる金利・金額が変わるからです。

例えば、年利2%で運用して60歳時点で2,000万円にしたい場合、30歳から運用をスタートすれば毎月40,591円の積立額に抑えられるのに対し、50歳で運用をスタートすると毎月150,694円支払わなければ同じ目標額2,000万円には達することができません。月々の負担額が増えることから、資産運用に対するハードルも高くなります。

また、月々の支払い以外にも着目したいのが、投資利回り。毎月5万円ずつ積み立てて60歳時点で2,000万円にしたいと考えた場合、30歳でスタートし30年間運用すると0.7%の投資利回りになるのに対し、50歳でスタートし10年間運用すると22.4%の投資利回りとなり、その差は32倍にもなります!

資産形成・資産運用においては、元本が2倍になるような年利と年数を求めることのできる「72の法則」があり、「金利×年数=72」を基に計算して、運用開始時期や投資商品を決めていくことも1つの方法です。例えば、投資期間が10年間などと決まっている場合は、「72÷10年=7.2%」といった形で計算します。ちなみに、金利0.024%の定期預金で元本を2倍にしたい場合、「72÷0.024%=3,000年」という計算になり、運用期間を3,000年確保してやっと元本の2倍になるということが分かります。

そのため、まとまった資産を形成し賢く運用するためには、「利回りが高いものを選ぶ」・「運用年数を長く設ける」・「投資額を多くする」のいずれかの選択が必要になるのです。低金利の預金で貯蓄をし、老後の準備に子育てがひと段落してから運用を開始するのでは既に遅いともいえます。20~30代の早い段階から少しずつ資産形成と資産運用の土台を作っていくことが大切です。

資産形成におすすめの方法

資産形成におすすめの方法

資産形成をしたいと考えている方は、まずは毎月の収支を黒字にして余剰分を貯蓄していく必要があります。資産形成とはその名の通り「資産を形成する」ことです。資産形成するためには、まずは資産を形成する目的や目標を明確にして、これを基に綿密かつ柔軟な行動計画を立てた上で、地道にこつこつと長期間に渡って実践することが必要です。

毎月の収支の差額を確実に黒字化することで少しずつ貯蓄額を増やし、その貯蓄を基に慎重に考慮した金融商品に投資をおこなうというのが資産形成の一般的な方法ですが、あくまでも「資産を形成する」のが目的なので、やみくもに「投資をする」ことは避けましょう。

「資産形成=投資」という考える方も多いようですが、投資はあくまでも資産形成の手段の1つ。勤め先の昇給昇進・副業・転職・企業などで収入を増やしながら、無理のない範囲で節約をして支出を減らし、適度な資産分散を心がけつつ時間分散のためにドルコスト平均法などの積立投資を賢く活用しながら資産形成していくのがおすすめです。

さて、一見簡単に思える「収支の差額を貯蓄する」という行為ですが、これは収入を増やすことと支出を減らすことの2つを並行しておこなう必要があり、なかなか上手くいかなくて困ったという経験をお持ちの方も多いのでは?

簡潔にいうと、貯蓄を上手くできない方は、支出が収入を上回っている状態が継続的に起こっている状態なのです。こういった状況に陥ってしまいがちな方は、「強制力」のある貯蓄の仕組みを作る必要があります。

例えば、貯蓄をしようと決心して実践し始めたAさんとBさんがいるとします。

Aさんは毎月の収入の中から余った分のお金を貯蓄する方法を、Bさんは毎月の収入の中から先に貯蓄額を差し引いて余ったお金で生活する方法を実践中。1年後に着実に貯蓄額を増やしているのはAさんとBさんのどちらでしょうか?答えはBさんです。

それは、毎月強制的に定額を貯蓄に回すことができるBさんに対して、Aさんは途中でお金を使う機会が増えて貯蓄できない月もあるかもしれないからです。1年後確実に目標額を貯蓄するためには、ある程度の強制力が必要といえるでしょう。

強制的に貯蓄する仕組みをつくる方法はたくさんありますが、その中からいくつかご紹介します。

財産形成貯蓄制度

財産形成貯蓄制度

まずは、「財産形成貯蓄制度」という仕組みを利用する方法。「財形」といえば、聞き覚えがある方も多いのではないでしょうか?勤務先で用意されていることも多い財形制度を賢く使うのも1つです。あらかじめ設定した金額を給料から天引きして自動的に貯蓄してくれるので、気が付いたら貯蓄額が増えていた!ということもある嬉しい制度。

一般的に知られている一般財形貯蓄以外にも、利子などに対して非課税措置が受けられる財形年金貯蓄や財形住宅貯蓄があります。これら3種類は預け入れ先の金融機関や金融商品によって、預貯金・公社債投資信託・株式投資信託などで積み立てる貯蓄型と、保険商品で積み立てる保険型に大別されます。

積立定期預金

次に、「積立定期預金」という仕組みを利用する方法。銀行商品である定期預金は、あらかじめ預入期間が定められており、期間満了まで原則払い戻しができない預金のことです。そのため普通預金より金利が高く設定されているのが一般的。こういった定期預金に毎月決めた額を強制的に積み立てていくことも、立派な資産形成の1つです。月々1,000円から積み立てられる銀行もありますが、銀行によって商品概要が異なるため確認した上で利用するようにしてください。

貯蓄型生命保険

貯蓄型生命保険

貯蓄型の生命保険で、毎月保険料が引き落とされるようにするのも1つの方法です。貯蓄型生命保険には積立利率というものが付いており、支払った保険料を積み立てて、貯めながら運用してくれるので、強制的かつ計画的に資産形成をしたい方にはおすすめです。ちなみに生命保険を選ぶ際には、支払い済みの保険料が貯まる「貯蓄型」か貯まらない「掛け捨て型」か、また保障期間に定めのある「有期型」か定めのない「終身型」かを、しっかりと確認した上で契約するようにしてください。

DC(確定拠出年金)制度

勤務先にDC(確定拠出年金)制度が用意されている場合はこちらもおすすめです。

勤務先に用意がない場合は、iDeCo(個人型確定拠出年金)というものもあるので、こちらを利用すると良いでしょう。運用利益が非課税かつ掛け金が全額所得控除になるため節税対策にもなるだけでなく、60~70歳の間で受け取り期間を設定しなければならず、最低でも60歳までは引き出しができないため、強制的に貯蓄をすることができるのです。

余剰資金ができたら資産運用を

余剰資金ができたら資産運用を

資産が形成され、余剰資金ができた方は資産運用をするのがおすすめです。

20~30代の早期から計画的に資産形成を実践する場合、40~50代の現役期間中に1,000万円程度の金融資産を手にしている方も多いでしょう。そのため、40~50代では資産形成と並行して資産運用をおこない、より安定的に資産を増やしていく必要があります。

一般的に「人生の三大資金」といわれる教育資金・住宅資金・老後資金は、資産形成や資産運用の目的にされることが多いですが、これらは全てライフイベントで必要になる可能性が極めて高い資金ともいえます。

中でも、子どもの有無に左右される教育資金やマイホーム購入有無に左右される住宅資金とは違い、老後資金は誰しも共通して必要になる資金です。

60歳で定年退職する場合、退職金や年金での収入以外に必要となる老後資金は約3,000万円ともいわれています。ライフスタイルにもよりますが、ゆとりのある生活がしたい場合はもう少し必要になるかもしれません。そうなった場合、早い段階から老後資金の確保に向けて資産を運用し増やしていく必要があるのです。

資産運用では現状ある資産が減らないように守りながら増やすことを意識しましょう。そのためには、資産形成期に積極的に資産を増やすことを目的に積立投資で組んだ積極運用型のポートフォリオを安定運用型に少しずつ組み替えて、運用のバランスを整えていくことが大切です。

おすすめの資産運用方法

おすすめの資産運用方法

形成された資金があって初めておこなうことのできる資産運用。資産形成がしっかりと実を結び、いよいよ本格的に運用したいと考えている方は、まずはバランスの良いポートフォリオをつくるのがおすすめです。

バランスの良いポートフォリオとは、具体的には「リスク資産」と「無リスク資産」の割合が最適な状態のものを指します。「リスク資産」とは、株式・社債・証券化商品・コモディティ(実物資産への投資)・REIT(不動産投資信託)などの金融商品のことで、元本の変動があり危険資産とも呼ばれることもあります。

一方の「無リスク資産」とは、預貯・国債・MRF(マネー・リザーブ・ファンド)・MMF(マネー・マネジメント・ファンド)などの金融商品のことで、リスクフリー資産や安全資産と呼ばれることもあります。

資産運用をする場合は、これらの大きく分けて2種類の資産タイプをしっかりと認識した上で、現時点での資産全体の内訳を「元本リスクを取りながら増やすことを目指す積極運用部分(リスク資産)」と「元本確保を重視した安定運用部分(無リスク資産)」とにバランス良く配分することがなによりも大切です。

どれくらいのリスクが取れるかは、実際に資産運用する方の人生設計・家族構成・生活スタイルにより異なるため、どのようなバランスが自分にとって最適かをしっかりと検討した上で資産運用すると良いでしょう。

ライフワークとして資産形成を考えることが大切

資産形成や資産運用を始めたいと考えた場合、まず大切になるのが現時点での年齢と保有資産の有無。ある程度お金と時間の自由度の高い20~30代は、こつこつと資産形成をしながら、将来の収入増を目指した自己投資も並行して進めたい時期でもあります。資産形成や資産運用をライフワークとして楽しみながら実践できれば、時間を味方につけて着実に資産を増やすことにもつながるでしょう。将来的に余裕を持って資産運用ができるよう、今から資産形成を始めてみませんか?

 

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