結婚式のキャンセル料や結婚式中の事故をカバーする保険を詳しく解説

結婚式と言えば、会場の予約から当日の挙式・披露宴までに相当な時間をかけて準備をして今まさに「大変!」という気持ちになっている方も多いのではないでしょうか?
特に会場を決める際に驚いたと思いますが、会場を予約するための費用はかなり大きな金額になったと思います。
考えたくはありませんが結婚式を挙げるうえで想定をしておかなければならないことの一つは、突然のアクシデントによる結婚式のキャンセルや延期です。その場合は、式場の予約をおさえることに大きな金額がかかった分、多額のキャンセル料がかかってしまう場合があります。
保険と聞くと病気や怪我、万が一の死亡に備える保険をイメージすることが多いと思いますが、万が一のアクシデント・損失に備える結婚式保険があるということはご存知でしょうか?
結婚式の準備で忙しいと、これからの二人の人生に関わる医療保険や死亡保険は結婚した後に考えればいいかな?と後回しにする方もいらっしゃいますが、結婚式のアクシデントに備えて保険を一度検討してみることは非常に価値があります。この記事を読んで結婚式の万が一のキャンセルや延期に備える保険がどんな内容か理解し、検討してみてください。
目次
結婚式保険の加入率は何%?
結婚式をキャンセルした場合の費用が高額になってしまう場合があることはイメージできたと思いますが、本当に必要なのかな?と思われる方もいるのではないでしょうか?実際にはどれぐらいの人が結婚式保険に加入したのか気になる方もいらっしゃると思います。
花嫁コミュニティを運営する株式会社maricuruと結婚式総合保険を経営する株式会社あそしあ少額短期保険が共同で発表した、「ブライダル保険(結婚式総合保険)に関するアンケート」によると次のような結果になりました。
【『ブライダル保険(結婚式総合保険)』って知っている?】
【(知っていると答えた人)ブライダル保険に加入した?】
結果を見ると、アンケート総数の半数以上の方が結婚式保険の存在を知っていたので認知度はあるようです。また、実際に結婚式保険に加入した人の割合は40%弱という結果です。
結婚式を挙げるカップルの年齢が比較的若ければ、これまで保険の必要性を感じる機会があまりなく、万が一の事態が想像しづらかったり、必要性は感じているものの保険料を払うことがもったいと感じてしまったりするケースがあるかもしれません。
アンケートの結果を見る限りでは結婚式保険に加入した人の割合は少ないように見えると思います。次に結婚式をキャンセルする事態になってしまうような身近なアクシデントを把握しておきましょう。
結婚式をキャンセル?身近なアクシデント・リスクとは
結婚式をキャンセルや延期するとは考えたくもないですが、どんなアクシデントがあるか見ていきましょう。
インフルエンザや怪我などによる入院
入院も含めて、体調を崩してしまうことがあります。無理をして結婚式に参加をして、状態が悪化してしまうことは避けるべきでしょう。
妊娠中の新婦の方の緊急入院・自宅待機
最近では妊娠している方向けのウエディングプランもありますが、妊娠していると少しの不調でも大事を取るケースがあります。
両親の入院や不幸
結婚式を挙げる新郎・新婦にとって、両親に晴姿を見てもらう特別な機会になると思いますが、両親を含め親族の方に万が一のことがあることを頭の片隅に考えておかなければなりません。両親に必ずでてもらうために結婚式を延期する選択をすることもあるでしょう。
地震、台風、火事などの災害
災害に関しては、想定すること自体が難しいリスクです。結婚式場を予約する際には災害でキャンセルになってしまった場合についての対応を確認しておくのが良いですが、どんなときでも災害には備えておきたいものです。
キャンセルした場合の費用はいくら?
身近なアクシデントによって、結婚式のキャンセルや延期をしたいと思う一方、多額なキャンセル料が発生してしまうケースがあります。機会を改めてもう一度結婚式をしようと思っても、多額の費用がかかってしまい断念することになってしまうこともあるかもしれません。
また、直前のキャンセルになればなるほど高額になる傾向があります。例えば、結婚式場に申込をした時点の申込金20万円、挙式費用が400万円の場合の結婚式上のキャンセル料の相場は、1か月前のキャンセルで120万円、10日前のキャンセルで160万円、前日のキャンセルで320万円、当日のキャンセルで400万円となってしまうことがあります。
結婚式保険の補償内容・プランは?
結婚式場のキャンセルをすることで大きなキャンセル料がかかってしまうことが理解できたと思いますので、実際に結婚式保険に加入することでどんなリスクに備えることができるのかを実際に確認してみましょう。ここではあそしあ少額短期保険の結婚式保険を例に解説していきます。
挙式までのキャンセル補償
挙式までのキャンセルとしては以下のようなものが挙げられます。
- 身内や本人の不幸
- 身内や本人の7日以上の入院
- 式当日の入院、医師による待機指示
- 地震・台風・火事などの災害
それぞれ詳しく見ていきましょう。
身内や本人の不幸
結婚式を挙げる新郎新婦、新郎新婦の両親、子ども、兄弟姉妹のうちどなたかの不幸によるキャンセル ※基本的に上記以外(新郎新婦の祖父母など)の方のキャンセルは補償対象外
身内や本人の7日以上の入院
結婚式を挙げる新郎新婦、新郎新婦の両親、子どものうちどなたかが7日以上継続して入院したことを理由とするキャンセル ※上記以外の方の入院や保険期間が開始される前に既に予約していた入院7日未満の入院・継続していない7日以上の入院は補償対象外
式当日の入院、医師による待機指示
式当日に新郎新婦のうちいずれかの方が病気やケガで「入院している場合」「医師による待機指示を受けている場合」によるキャンセル ※新郎新婦以外の方の入院または自宅待機指示は補償対象外
地震・台風・火事などの災害
火災・破裂・爆発・風災・雪災・地震・噴火・津波により、新郎新婦のうちいずれかの方のお住いの家屋が半壊以上、または家財に100万円以上の損害が生じたことを理由とするキャンセル ※家屋が半壊未満の場合、または100万円未満の家財損害によるキャンセルは補償対象外
挙式当日までの補償として、予期せぬ不幸や病気などで結婚式をキャンセルせざるを得ない場合の補償だけではなく、災害によって被害を受けてしまった場合も補償の対象になる場合があるので、補償内容としては充実しているのはでないでしょうか。
挙式当日の補償
挙式当日の補償としては以下のようなものが挙げられます。
- 式場の設備・備品を破損、汚損したときの補償
- 貸衣装を破損したときの補償
- 式の開催中、ご招待客が救急搬送された時の補償
- 式の後、当日中に新郎または新婦が入院したときの補償
こちらも詳しく見ていきましょう。
式場の設備・備品を破損、汚損したときの補償
天井・壁・床・屏風・カーテン・絨毯・テーブル・椅子・その他調度品・照明設備・スクリーン・映像投影装置・音響装置の破損や汚損も対象 ※上記以外の設備・備品の破損、汚損は補償対象外
貸衣装を破損したときの補償
式当日に使用するためにレンタルしたドレスやタキシードなどの衣装や装飾品の破損も対象 ※レンタル品が汚れただけの場合、友人などから無償で借りたものの破損の場合は補償対象外
式の開催中、ご招待客が救急搬送された時の補償
急性アルコール中毒や体調の急変・発病などによる招待客の救急車による搬送も対象 ※新郎新婦により招待されていない参加者、タクシーや自家用車など救急車以外による招待客の搬送の場合は補償対象外
式の後、当日中に新郎または新婦が入院したときの補償
式の後、新郎新婦のうちいずれかの方の発病などを理由とした当日中の入院 ※入院を伴わない通院や診療の場合は補償対象外
以上のように挙式当日までアクシデントに備える補償だけでなく、挙式当日のアクシデントに対する補償といったような豊富な種類の補償があるのはより安心です。
やはりお祝い事ということでゲストの方もお酒が回り体調を崩されたり、意図せず会場の備品を壊してしまったりすることもあるかもしれません。
なので、そういったゲストの方に対する補償があるのは結婚式に招待する側としては、ついていて嬉しい補償ではないでしょうか。
ただし、婚約破棄などによる個人都合によるキャンセルは補償対象外になります。
保険の補償額は?
それでは実際に補償される金額はどれぐらいでしょうか?補償額の例としては以下の通りです。
保険料 | キャンセル補償限度額 | |
---|---|---|
Aプラン | 5万円 | 850万円 |
Bプラン | 3万円 | 500万円 |
Cプラン | 1万円 | 150万円 |
※原因事由の発生日に応じて支払上限が決まります。
保険料によりますが、補償額は最大で850万円なので、結婚式を挙げる方にとっては安心できる補償が備えられるのでは?
結婚式保険を利用した方の実際の口コミは?
それでは実際に保険を利用した方はどのようなケースで利用したのでしょうか?事例を見ていきましょう。(あそしあ少額短期『佳き日のために』サイトより引用)
事例①
“結婚式前日のインフルエンザで挙式キャンセル!保険のおかげで、やり直して最高な式ができました。”
私は結婚式前日にインフルエンザになったのですが、まさか自分がなるなんて全く思っていなかったです。体は強い方だったのですが、やはり仕事と結婚準備とでかなり忙しかったです。
入っていたおかげで問題なくすぐに日程を決め直し式をやり直すことができました。一生に一度きりのことなのでやはり念には念を入れておくのが大切です。この保険に入っていなかったら、結婚式はできませんでした。金銭的に、次はなかなか考えられなかったと思います。本当に入っていて良かったです。
いろんな方に迷惑はかけましたが、やり直し、最高な式が挙げられすごく感動しました。本当に感謝をしてもしきれません。本当にありがとうございました!
事例②
“ツワリがひどくでも、式は決行するしかない!?保険がなかったら、そのまま式をしていたと思います。”
最初は結婚式総合保険を知らず、「こんなものもあるのか」と勉強になりました。しかし、正直なところ「必要ないだろうな・・・」とも思いましたが、安価で気軽に加入できたため、念のためという気持ちで加入しました。
ところが、式の2ヶ月前に悪阻が悪化し入院することに。保険に入っていたため、思い切ってキャンセルし改めて子供の誕生後に式を行うことにすることができました。
保険に入っていなかったら、不本意ながらそのまま決行せざるを得なかったと思います。キャンセル代を支払い、何も得られないというのはもったいないと感じてしまうので。結婚生活は「目先」のことより「万が一」ですね。
事例③
“義父の体調が芳しくなく、万が一のために保険に加入。挙式前に亡くなり、改めて落ち着いてから挙式を。”
実際、結婚式の2ヶ月前に亡くなり、結婚式は落ち着いてから改めて挙げることにし、キャンセルしました。ケガや病気、思いもないようなことで中止せざるを得ない場合もあるので、加入しておいて良かったと改めて思っています。
事例④
“切迫流産のおそれで、自宅待機に。妻不在の結婚式にならなくてよかった!
料金が安い保険で、補償が充実していたので加入しておきました。結婚式の3週間前に、切迫流産の恐れで、医師の指示により自宅待機に。式をキャンセルせざるをえなくなりました。
でも、保険に入っていなかったら延期か、妻不在で行っていたかもしれません。違約金を支払うのはいささか厳しいしもったいないと思っていたと思います。私の場合、妻が妊娠し両家で話し合い母体保護のため式を中止しました。そう割り切ることができたのも、保険による補償があってのことでした。
パートナーの妊娠や、転勤などは急に起こります。なんだかんだ言ってもやはりお金の話になりますから、保険に入って腰を据えて結婚式に臨むといいと思います。
事例⑤
“インフルエンザや風邪などの体調不良が不安で加入。当日の母の救急搬送で、思わぬ保険適用になりました。“
最初説明を受けた時は「入らなくてもいいのかな」と思いました。
ただ、2月に結婚式を挙げたので、インフルエンザや風邪の心配がありました。私たちは二人とも働いていたので気をつけていてもかかってしまう場合もあり、結婚式当日だったら、、と考え、保険料もそこまで高くなく加入を決めました。
そして結婚式当日に母親の救急搬送で保険が適用となりました。保険なので何事もないのが一番ですが、加入したことで安心を得られ不安に思わず結婚式準備に取り掛かれました。
加入したきっかけは様々ですが、やはり万が一の際に保険に加入していたことで迷わず結婚式をキャンセルできたことが良かったとする声が多いようです。こういった口コミを参考にしてみるのもおすすめです。
加入できるタイミングや手順、条件ついて
最後に結婚式保険に加入できるタイミングや、加入条件についてみていきましょう。
加入できるタイミングについて
加入に関しては、挙式の45日前までに加入できるようです。1週間前などの直前加入はできないので、結婚式の準備も終盤に差し掛かるタイミングですが、結婚式保険に入るべきかどうか検討してみてはいかがでしょうか。
加入条件について
基本的に既往症があったり、妊娠をしている方でも申込が可能です。ただし、海外に在住している場合は申込ができないので注意が必要です。また、結婚式までに海外に移住する予定のある方も加入が難しいようです。
加入は必要か?
これまで見てきたように、結婚式には挙式にかかる費用だけでなく、衣装やゲストへの引き出物など様々な費用がかかります。中でも結婚式をキャンセルしてしまった際の費用が高額であれば、経済面だけでなく、精神面でも相当な苦痛を感じかねません。
また、多額のキャンセル料を払ってしまい、改めて結婚式ができなくなってしまうケースもあるため、万が一のリスクに備えて、結婚式保険を検討しておくべきでしょう。
最近ではマタニティの方向けのブライダルプランも増えており、妊娠している方でも結婚式を挙げることがありますが、挙式間近で切迫流産の危険性がありドクターストップがかかる可能性はゼロではありません。
そういったリスクに備えるためにも、結婚式保険の補償は強い味方になるでしょう。
また、結婚式保険だけでなく、結婚を機に検討しておきたい保険は多くあります。二人のこれからの人生について、話し合うことはもちろんのこと、早めの準備をおすすめします。
まずこれから先にどんなことを考えるべきか?などのライフプランや、お金をどのように貯めていくべきか?などのマネープランについてよくわからない方や、詳しい話を聞きたいという方は、結婚式保険を検討する際に一緒に相談してみても良いでしょう。
保険商品のご検討にあたっては、「契約概要」「注意喚起情報」「ご契約のしおり」「約款」などを必ずご覧ください。
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