何歳からこども保険に加入するのが良い?おすすめのタイミングを解説!

子どもの教育資金を貯める方法として、利率も良く貯蓄性が高いこども保険を検討したいと考えている方も多いでしょう。
しかし、いざ検討してみても、いつから保険に入れば良いのかわからず、結局加入を先延ばしにしていることはありませんか?
こども保険なんていつからでも加入できる…と思いきや、実はこども保険は早めに加入をしたほうがお得で安心。
それどころか、子どもや両親が一定の年齢を過ぎてしまうと加入できなくなってしまうことさえあるのです。
今回は、いつからこども保険に加入すべきなのかを、加入する際の注意事項と合わせて説明していきます。
保険はいつから加入できるのか、加入のベストなタイミングを知れば、より効率的に教育資金を貯めていくことが可能です。ぜひこの記事を読んで、早めに加入を検討してみて下さい。
目次
いつからこども保険に入れるの?
子どものための保険と言われているこども保険ですが、子どもといっても年齢は様々。一体いつからこども保険に加入することができるのでしょうか?
実際のところ、こども保険に加入できる年齢は限られています。
いつから加入が可能なのかというと、多くの保険商品では0歳から。つまり、生まれたばかりの赤ちゃんでも、こども保険を検討することができます。
しかし、生まれた後ならいつからでも入れるのかと言ったら、そうではありません。こども保険は加入年齢の「上限」に注意が必要です。
保険商品によって異なりますが、加入可能な年齢が0歳~2歳のものもあれば、0歳~8歳のものもあります。
一般的に、こども保険の加入上限は10歳前後というケースが多いですが、2歳や3歳という早い段階で加入ができなくなってしまう保険商品もあるため、気をつけましょう。
いつからでも加入できる一方、子どもの加入可能年齢に上限があることを考えると、こども保険の加入はできるだけ早い方がおすすめ。うっかりしていると、加入できる年齢を超えてしまうこともあるでしょう。
そのため、「いつからこども保険に加入できるのか」と悩んで加入を遅らせるよりも、子どもが生まれたらすぐに学費の貯蓄について考え始めることがポイントと言えます。
妊娠中・出産前はまだ早いのか
子どもが0歳から加入することができるこども保険ですが、実は保険商品によっては妊娠中にも加入することができるケースもあります。
妊娠中に加入できるこども保険では、多くの場合、「出産の140日前から」と決められています。妊娠中ならいつからでも加入できるというわけではない点に注意しましょう。
妊娠中からこども保険に加入するのはさすがに早すぎると思う方もいるかもしれませんが、子どもが生まれると3~4時間おきの授乳があったり、食事やおむつの世話をしたりと、とにかく忙しいものです。
そんな中で、保険について考える余裕を持つのはなかなか難しいでしょう。いつからでも入れるから…と思っていると、加入について忘れてしまう可能性もあります。
それなら、まだ時間のある妊娠中にこども保険に加入しておくというのも良い手かと思います。
出産後に入るべきか
先ほど、こども保険は妊娠中の早い段階から加入がおすすめと説明しましたが、もちろん出産後に加入しても何の問題もありません。
しかし、加入できる子どもの年齢に制限があるという点から考えても、出産後いつからでも保険に加入できるという考えは持たない方が良いでしょう。
また、保険料の観点から考えても、保険には早めに加入した方がメリットがあります。
というのも、こども保険では、子どもの年齢が若いほど毎月支払う保険料が安くなる仕組みになっています。保険の満期までの期間が長くなるわけですから、その分1ヶ月あたりに支払う保険料も抑えられるのです。
多くの場合、子どもの年が1歳増すごとに増える保険料は数百円から千円ほどではありますが、子どもが生まれてただでさえ生活費などが増えている中、毎月の保険料の負担はできるだけ抑えたいですよね。
自分たちの負担を減らすという意味でも、こども保険は早いうちの加入が良いです。「いつからこども保険に入るべき?」と悩んだ時には、「準備ができ次第できるだけ早く」行動することをおすすめします。
こども保険に年齢制限はあるの?
こども保険について、子どもの年齢に制限があるのは前述の通りですが、では契約者となる両親・祖父母には年齢制限があるのでしょうか?
その答えとしては、契約者にも年齢制限はあります。特に契約者は、いつから加入できるかではなく、「いつまで」加入できるのかに注意が必要です。
保険商品によって契約者の年齢の上限は大きく異なりますが、生命保険や医療保険などよりも上限が厳しいものが多いです。
例を挙げると、上限が低いものでは契約者の年齢が39歳まで、高いものであれば60歳~65歳など。
契約者は、保険料の払い込みが終わるまでの十数年間しっかりとお金を払い続けることが前提とされるため、支払い能力を考えてこのような年齢制限が設けられています。
また、契約者の年齢に応じて保険料が変化するという点にも注意が必要です。
一般的に、契約者が高齢になればなるほど保険料も高額になります。50歳や60歳などになってからこども保険に加入すると、月々の保険料は2万円近くになることも(それ以上の金額になることも!)あるため、支払いができなくなってしまうこともあるでしょう。
このように、「いつからこども保険に加入すべきか」という問題には、子どもだけではなく契約者の年齢も関わります。自分の年齢についてもよく考えながら、こども保険に加入するタイミングを決めましょう。
子どもに持病がある場合
こども保険に加入する際には、いつから加入すべきかという点ばかりを考えがちですが、子どもの健康状態に関しても制限があることを忘れてはいけません。
医療保険や生命保険などと同様に、こども保険では加入の際に被保険者である子どもの持病を告知する必要があります。
こども保険は医療保障の特約をつけることもできるため、保険会社が定める所定の健康基準を満たさなければ加入することができないのです。
子どもに病歴や持病があると、こども保険への加入を断られてしまう可能性が大きいです。そのような時には、頭を切り替えて違う方法で学費の貯蓄を検討しましょう。
たとえば、両親が被保険者となって加入する生命保険や、ジュニアNISAなどが活用しやすいものとして挙げられます。
生命保険の中でも、「低解約返戻金型終身保険」は特におすすめ。契約者・被保険者ともに親を指定することができ、こども保険と同様に貯蓄性をもつ保険です。
一般的な終身保険と比べて保険料も抑えられているため加入しやすく、死亡保障もついているため、親に万が一のことがあっても家族にお金を残すことができます。
また、契約者も被保険者も親自身になるため、こども保険のように「いつから加入できるか」といった悩みなどは生まれにくいでしょう。
このようにこども保険の代わりとして利用しやすい低解約返戻金型終身保険ですが、いくつかデメリットもあることに注意が必要です。
たとえば、低解約返戻金型終身保険では、こども保険のように祝い金などの支給がありません。
また、致し方なく中途解約する場合にも、自分で解約返戻率が高くなった時を見計らって解約をする必要があるため、こども保険と比べて保険金の受け取りに手間がかかる点は覚えておきましょう。
親に病歴や罹患中の病気がある場合は?
こども保険では、子どもだけでなく、契約者である親についても健康状態の制限があります。保険料の支払いという観点から、契約者も健康面に関しては必ず告知しなければいけません。
契約者の健康状態の告知基準は、過去の病歴と現在の病気の有無が主になります。
ただし、健康診断などで何らかの身体の異常を指摘されている場合には、こども保険の加入を断られてしまう可能性があるため、注意が必要です。
もし契約者の病歴や健康状態を理由に加入を断られた場合には、銀行の定期預金やジュニアNISAなどで貯蓄を行うのが良いでしょう。または、こども保険の中でも、契約者に対する保障がないものを探すのも1つの手です。
契約者に対する保障とは、契約者が死亡した時や高度障害状態になってしまった時に「保険料払込免除」が適用される特約を指します。この特約がなければ、健康状態に懸念があっても加入ができる場合があるのです。
しかし、自分の健康状態に自信がない中で保険料払込免除特約無しのこども保険に加入するのは、それなりのリスクがついてくるでしょう。それを分かったうえで加入するなら問題はありませんが、なるべくリスクを減らしたいという方は、定期預金やジュニアNISAなどを選ぶ方がおすすめです。
「いつからでも良い」より早めに加入がおすすめ
今回はこども保険はいつから加入するべきかという点に注目して解説してきましたが、いかがでしたか?
改めて、こども保険にいつから加入すべきか、ポイントをまとめてみましょう。
- こども保険は出産前でも加入できる場合がある。
- 早く加入した方が、保険料や保障の観点でメリットがある。「いつからでも良い」ではなく、「なるべく早く」がベスト。
- 契約者である親・祖父母にも年齢制限がある。契約者は、「いつから」よりも「いつまで」に注意。
- 子どもや契約者の年齢が若いほど、月々の保険料は安くなる。
こども保険は加入の年齢制限などもあるため、いつからでも、何歳になっても大丈夫と考えるのではなく、なるべく早いうちに加入するのが最も良いです。契約者である両親が若ければ、その分毎月の保険料は下がります。
また、子どもが小さいうちに加入をすれば、保険期間が長くなるため、1ヶ月あたりの保険料もその分低くなるのです。
できれば子どもが生まれて生活が慌ただしくなる前に加入を検討していただくのが望ましいですが、もちろん出産後に考えても遅すぎることはありません。
しかし、子どもが10歳程度になるころには、加入できるこども保険が無くなっている可能性もあります。「保険なんていつから加入してもいい」と思うのではなく、早め早めに考えておくようにしましょう。
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