事前に知っておきたい!小動物を飼育するにはいくらかかる?

犬や猫もペットとして可愛いですが、初期費用の高さや散歩などの毎日の世話が大変。
その点小動物をペットにするのなら全くないとは言いませんが、かなり上記の問題は軽減されると言えるでしょう。
小動物といえば、ハムスターやウサギ、セキセイインコ、そして最近人気のハリネズミが挙げられます。
そこで今回は今あげた小動物をペットとしてペットとして飼育していくならいくら費用がかかるかを考えてみましょう。
ぜひ今回の記事を読んで、世話やペットにかかる費用を理解した上で、幸せなペットとの生活を楽しんでみてください!
※ペットの世話を放棄して捨てるのは条例違反です。必ずペットを飼う時は一生の面倒を見るつもりで飼いましょう。
ペットとしておすすめの飼いやすい小動物とは
小さい動物イコール飼いやすい、費用がかからないとは限りません。
いくつかの小動物の種類はペットショップから購入するだけでかなりの費用が必要となりますし、高額な世話代やペットのための追加の光熱費を費用として計算しなければいけないものもいます。
また世話をする手間がかかりすぎると、それもかなりの負担となります。
そこで今回は比較的安価で手に入れることができ、世話の手間がかからない小動物をいくつかあげてみました。
- ハムスター
- うさぎ
- セキセイインコや文鳥
- カメ
- ハリネズミ
これらの小動物は比較的、安価で手に入りやすいものが多く、初期費用も安め。
そして手間も犬や猫よりかかりません。
それぞれの小動物の特徴や費用感を見ていきましょう。
ハムスター
ペットで飼うことができる小動物と聞いてまずイメージするのはこのハムスターなのではないでしょうか。
基本的には夜行性の小動物であるハムスターは、日中は大人しく寝ていることが多く、手間はかからないです。
ペットショップで購入しても1,000円から高くても3,000円ほどと気軽に購入できます。
餌を食べる仕草や慣れてくると手にも乗ってくるので癒されること請け合い。
ただ、かなり動くと素早いし、捕まえにくいのでゲージから外に話す時は要注意。
家の外に逃げてしまうとまず捕まえることはできません。
人気のあるハムスターの種類はゴールデンハムスター、キンクマ、ジャンガリアン、ロボロフスキーなどが一般的。その中でもおすすめはゴールデンかキンクマ。
性格も穏やかでおっとりしているものが多いので初心者でも飼いやすいでしょう。
飼い始めにかかる費用は
ハムスターを飼い始める時期に必要なものはゲージや給水機、運動するための回し車ですが、それらがセットになったハムスター用のゲージも販売されていますので、それを購入すると楽です。
2,000円から高いものでも4,000円ぐらいの費用で手に入りますので、それほど負担にならないはず。
毎月かかる餌代などの費用は
ハムスターに必要な毎月の費用は餌代のみ。ハムスター専用のエサであるペレットは月間で1,000円以下で済むでしょう。
その際は脂質の高いミックスペレットより、単体のペレットをおすすめします。
費用のかかる専用のペレットでなくても、ご家庭で料理をされるのでしたら、余った野菜の切れ端や皮でも十分。果物をあげた場合などハムスターは喜んで食べるでしょう。
うさぎ
うさぎは見た目も可愛らしく、大人子供関わらず人気の小動物。
もふもふの毛並みや愛らしい瞳などファンも多いですよね。
そんなうさぎはペットショップで売られていることが多いですが、3,000円から高いものでも3,4万円といったところ。
小型のミニうさぎであれば1万円以内で購入可能。
うさぎを飼い始めにかかる費用は
うさぎをペットとして飼い始めるのに必要なのは
- うさぎ用のゲージ
- トイレシート
- 餌や水飲み用の給水器
- ブラッシング用のブラシ
といったところ。
全部合わせても3万円ほどで揃うでしょう。
毎月かかる餌代などの費用は
うさぎ用のエサとなるペレットは月に3,000円ほどあれば十分です。
あとはおやつ代やトイレシーツなどの消耗品が必要となりますが、合わせて5,000円ほどの費用を考えておけば良いです。
セキセイインコや文鳥
小鳥もペットとして飼いやすい小動物です。特にセキセイインコや文鳥はサイズも小さく、手に乗らせて遊ぶことも可能。
九官鳥のような音まね、声まねができたりするセキセイインコやピピピと鳴きながら飼い主に寄ってくる文鳥はとても愛くるしいです。
小鳥って懐いたり、コミュニケーションが取れるの?と疑問に思う方は多いですが、実際にセキセイインコや文鳥は人に慣れます。
慣れてくると飼い主を判別し、構って欲しい時は寄ってきて頭を下げてアピールしたりもします。
飼い始めにかかる費用は
セキセイインコ、文鳥ともにペットショップでは3,000円ほどで購入可能です。
最初に用意しておくべきものでおすすめなのは、ゲージや餌入れ、冬に必要なペットヒートなどですが、飼育セットも販売されているので、セットで購入しておくのも良いでしょう。
値段は10,000円から15,000円ほどです。
毎月かかる餌代などの費用は
セキセイインコや文鳥に毎月かかる費用はというと、ほぼ餌代だけです。うさぎのようにペットシートを引く必要もなく、新聞紙やチラシを下に敷いておけば問題ありません。
その餌代はというと、小鳥用のシードとペレットと呼ばれる餌を与えるだけでOK。
小鳥はカルシウムが不足しがちなので、牡蠣殻を与える飼い主さんもいます。
ただ一点気をつけなければならないのがセキセイインコや文鳥は体温が高いので、冬のあまりにも寒い時はペットヒーターなどで温度調整をした方が良いとのことです。
このペットヒーター代が冬にかかってきますが、それほど多額ではないでしょう。
カメ
ペットとしてカメを買うのであればゼニガメやミドリガメが多いと思います。
鶴は千年、亀は万年ということわざがあるようにとても長生きの生き物。
平均として30年以上は生きるので、長くペットとして可愛がることができます。
その分、カメは非常に大きく成長します。そう理解した上で30年付き合っていく覚悟も必要。
※ミドリガメに関しては2020年に特定外来種に指定される予定です。
決して飼えなくなったからといって川や池に放してはいけません。従来の生態系が破壊される行為です。
飼い始めにかかる費用は
ペットショップでカメを買うのであれば、特別な種類であればそれほど高いものではありません。
ゼニガメであれば1,000円から2,000円で子亀の状態で売られています。
ミドリガメはアカミミガメの幼名に当たります。こちらも500円から1,000円ほどで購入可能。珍しいコロンビアアカジャクガメであれば5,000円から20,000円といった購入費用が必要です。
カメをペットとして飼い始めるのに必要な費用は15,000円ほど必要。その内訳は水槽(3000円から4,000円)、紫外線ライト(3,000円ほど)、水中ヒーター(3000円ほど)といったところ。
毎月かかる餌代などの費用は
雑食性のカメは食べられるものならなんでも食べようとします。生野菜、煮干し、果物や水草でも良いのですが、カメ用の配合フードも販売されています。
餌代自体の費用は500円ほど月にあれば良いでしょう。ただ一点、餌に加えて与えて欲しいのが干しエビなどカルシウムやタンパク質を多く含む食べ物。
カルシウムやタンパク質はカメの成長にとても必要なものです。
ハリネズミ
その愛らしいルックスと、愛嬌のある歩く姿で人気のハリネズミ。
インスタグラムなどSNSで人気が出て、一躍注目される小動物ペットとなりました。
今日本で購入することができるハリネズミは「ヨツユビハリネズミ」という種類のみ。平均寿命は2年から5年ほどで、きちんと健康管理をし、怪我などに気をつければ8年から10年くらい生きる長寿の子もいるようです。
小動物に共通して言えることですが、臆病で警戒心が強いのでペットとして飼育していくには根気よく面倒を見る事が必要。
そんなハリネズミにかかる費用を見ていきましょう。
飼い始めにかかる費用は
ハリネズミをペットとして迎え入れる方法は3つ。
- ペットショップで購入
- ブリーダーから購入
- 里親として譲り受ける
この3つです。ペットショップ、ブリーダー共に購入費用はあまり変わらない事が多いようです。ただよく言われるのが首都圏や都市部では比較的値段が落ち着いているが、地方になると値段が上がってしまう傾向にあるという事。
ハリネズミ自体は犬や猫に比べて取り扱いのあるペットショップやブリーダーそのものの数自体が少なく、通院や流通の関係で都市部周辺に集まっているからが理由。
ハリネズミ自体の首都圏での平均はおよそ1,4000円が相場。
ただ珍しい色やアルビノと呼ばれる真っ白いハリネズミは値段が上がります。
これは犬や猫、他の小動物と同じですね。
飼い始める際に必要な初期費用は、ハリネズミが住むケージがまずは必要。
ケージの費用は安いものなら数千円でありますが、ハリネズミは比較的運動をする小動物なので、ある程度広さがあるケージをおすすめします。
人によっては爬虫類用の大きめのガラス飼育ケースを用意される方もいらっしゃるようです。その場合だと3万円以上必要です。
その他、基本的なものとしてフード皿や水飲み用の皿におよそ1,000円ほど。
運動用の回し車に3,000円、床材に2,000円が相場といったところ。
これに加えてハリネズミは寒さ、暑さに弱いので温度管理が必要。特に冬場はパネルヒートや保温電球は用意しておきたいところ。これらも5,000円から8,000円の予算で手に入るでしょう。
毎月かかる餌代などの費用は
ハリネズミも他の小動物と同じく、必要栄養素が入ったハリネズミ用の専用フード
1ヶ月あたり、およそ1,500円で十分との声が多数。
ただ、ハリネズミは”グルメ”と言われるように同じペットフードを与え続けると飽きてしまうようです。
ハリネズミのご機嫌を取りたい、懐かれたいと願うのであればミルワームやコオロギなどの生き餌が好物ですが、生き餌はちょっと・・・と思われるようでしたら乾燥したものや冷凍のものもあるので併せて使ってみると良いでしょう。
あとは夏場のエアコン代やパネルヒートなどに必要な電気代。こちらはよく見かける数字がハリネズミ飼育前と後で光熱費が1,600円ほど上がったという声。
このあたりも考慮しておくとよいでしょう。
これら小動物をペットとして飼育する上で必ず覚えておきたい費用面のリスクとは
これまでお話しした全ての小動物のペットを飼育する上で、必ず覚えておかなくてはいけないのが、病気や怪我のリスクが常にあるという事。
もちろん、犬や猫も含めて小動物には人間と同じ保険は適用されません。
動物によっては重大な病気になり、手術が必要となったり、長期間の入院が避けられない場合があります。
これらの費用をきちんと用意しておかないと、大切なペットの命に関わったり、飼育放棄なんてことにも繋がります。
また病気になる前にペット保険に入っておくという選択肢もあります。
ペット保険は各保険会社、様々小動物の万が一に対応できる心強い味方。ご自身が飼われたい小動物を保障対象としたペット保険に加入しておくことにより、費用面での心配はかなり軽減されるでしょう。
とは言っても、もちろん月々の保険料の支払いは必要です。ハリネズミを例に挙げると必要な保険料は約年間45,000円から55,000円といったところ。
もちろん、保障対象内、対象外の確認は怠ってはいけません。
まとめ
いかがだったでしょうか。小動物をペットとして飼育する上で必要な費用を飼育前、生体購入の費用、毎月の必要費用と項目に分けて解説致しました。
繰り返しになりますが、小動物をペットとして飼育する上で必ず覚えておかなくてはいけないことは、途中で飽きたから、お金がないからといって飼育放棄は絶対にしてはいけない。
不慮のアクシデント、病気や怪我のリスクはいつもあるということ。人間と同じように余裕を持ってペットを飼育することが大切です。
このメディアを運営する”ほけんのぜんぶ”をはじめとして、各社保険のプロやFP資格を持つ専門家が無料相談を行なっています。
ペット保険のことがもっと知りたい、金銭的に余裕を持ちたい、そう考える方は是非一度、お金のプロに相談してみるとよいでしょう。
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