バイクを趣味にする!趣味としてバイクがおすすめの理由と必要な費用

男性にも女性にも多い、“趣味=バイク”な人。年齢や性別関係なく楽しめることから、熱狂的な愛好家も少なくありません。
新しい趣味を見つけたいという人に、バイクがおすすめされるケースも。新しい趣味としてバイクに触れ始めた人が、どんどんその魅力にのめりこんでいくというのも珍しくありません。
今回は、これからバイクを趣味にしたいと考えている人に向けて、メリットや必要な経費についてご紹介。あなたも、バイクにまたがって颯爽と駆け抜けてみませんか?
目次
趣味をバイクにするメリット
“趣味の王様”と呼ばれるほど、愛好家が多いバイク。人々の心をつかんで離さないバイクの魅力とは、どのようなものなのでしょうか。
仲間がいなくても楽しめる
何か趣味と呼べるものが欲しいという人にとって、1人で始められるというのはありがたいこと。
仲間がいなくてもバイクには乗ることができるため、“ちょっとやってみるか”くらいの意気込みで趣味としてスタートさせることができるのです。
仲間がいなければできないような趣味の場合、時間を合わせたり会場を決めたりと、趣味の時間以外にも労力を使うケースが少なくありません。
その点、バイクが趣味になれば思い立ったとき自由に走りだすことができるので、趣味の時間までまわりを気にしたくないという人にもおすすめの趣味です。
外の空気と景色を全身で体感できる
バイクは車と違い、外の風をダイレクトに感じることができます。
電車やバス、車で移動するよりも季節の移り変わりをしっかりと感じられ、気候の変動にも敏感に。走る場所に漂う風や香りの違いを感じることができるのも、バイクを趣味にしている人たちが口をそろえているメリットのひとつです。
バイクにしか出せないスピード感がプラスされることで、日本の美しさに改めて気づくライダーたちも少なくありません。
新しい出会いのきっかけとなる場合も
バイクを趣味にしている人は、1人でも仲間と一緒にでも時間があればツーリングを楽しんでいます。
バイク乗りの人たちがこぞって集まるツーリングスポットなどもあるため、同じ趣味を持つ仲間と出会いやすいというメリットも。
それまでまわりにいなかったようなタイプの人と、出会える可能性も高まります。人生にスパイスをプラスしたいと考えている人にこそ、趣味にバイクを選んでもらいたいものです。
バイクが趣味の有名人
有名人の中にも、バイクを趣味としている人が多くいます。
バイクを趣味としている有名人が多いことから、“芸能人バイク部”なるコミュニティが作られているほど。
意外な有名人が、バイクを趣味としているケースも少なくありません。お気に入りの有名人がいないか、チェックしてみましょう。
趣味の域を超えている「所ジョージさん」
バイクを趣味としている有名人の代表的存在である、所ジョージさん。“世田谷ベース”と呼ばれる所さんの基地には、複数台のバイクがあると言われています。
テレビ番組などでも公開されているほど、所さんのバイク好きは有名。クラシックな雰囲気が魅力のスネークモータース・K16には、TOKOROverと呼ばれる所さん専用モデルが存在するほど、バイクに情熱を注いでいる有名人です。
バイクが趣味の意外な有名人「荒川静香さん」
プロフィギュアスケーターやスポーツ解説者として知られる、荒川静香さん。トリノオリンピックで見事金メダルを獲得し、世界中に知られる存在となりました。
清楚で華麗なイメージの荒川さんですが、実はバイクの趣味があることをご存知でしたか?2011年に思いつきで大型二輪の免許を取得して以来、その魅力にとりつかれたという荒川さん。
ヤマハ・XVS1300CAストライカーやボルトなど、男前な印象のバイクが好みだそうです。
おしゃれにバイクを乗りこなす「草なぎ剛さん」
2013年頃から乗り始めたという、草なぎ剛さん。
バイクに乗るのはもちろん、自分好みにカスタマイズすることも好きだということで、愛車であるハーレーダビッドソン・ナックルヘッドもフルカスタムして乗車しています。
フルカスタムならではのクラシック感は、“さすが!”の一言に尽きるほどおしゃれな仕上がりに。バイクを趣味としている人の間でも、話題になるほどかっこよさとおしゃれさの光るバイクです。
16歳からバイクの趣味をスタート「つるの剛士さん」
大のバイク好きとして知られる、つるの剛士さん。16歳で原付免許を取得して以来、バイクを趣味として楽しんでいます。
1990年代の後半には、普通2輪免許も取得。ホンダ・CD50からフュージョン、DUCATI・400SS Jrなどを乗りこなし、バイクの趣味を追求しています。
自身のブログで所有しているバイクを紹介する際、“つるのバイク”という造語を用いるほど、バイクに熱い情熱を注いでいるつるのさん。
有名人が多数所属する“芸能人バイク部”の一員になっているほど、趣味であるバイクへ愛着を持っています。
男前な性格で有名「松雪泰子さん」
上品な雰囲気が魅力の女優、松雪泰子さん。女性らしい印象からは想像がつかないような、男前な性格の持ち主として知られています。
その性格を表すように、趣味がバイクだと公言している彼女。愛車は、ハーレーダビットソン・FLTR1450。性格の男前さが、愛車にも表れています。
過去には、バイク雑誌の表紙を飾ったほどのバイク愛好家。女性有名人にも、バイクを趣味としている人が意外と多くいるのです。
バイクに乗り始めるのに必要な費用
趣味としてバイクに乗り始めるためには、準備のための費用が必要となります。趣味をスタートさせるにあたって、どれくらいの費用がかかるのか確認していきましょう。
バイクの免許取得にかかる費用
バイクを趣味とするには、まず免許を持っておかなければいけません。排気量によって必要となる免許に違いがあるので、どれくらいの排気量の車両にするのか、あらかじめしっかりと決めておきましょう。
排気量が一番少ない50cc以下のバイクは、原付とも呼ばれています。厳密にいえば、原動機付自転車なので趣味として始めるには物足りないかもしれません。
原付免許の取得には、総額7,800円が必要に。10,000円あればおつりが返ってきます。
次に大きいのが、51~125ccのバイク。小型と呼ばれる種類のバイクに乗るには、普通自動二輪(小型限定・小型AT限定)の免許が必要となります。
免許取得にかかる費用は、総額約20万円。見た目は原付と大して変わりがないので、気軽に乗り始めたいという人におすすめの免許です。
次に大きいのが、126~400ccまでのバイク。中型と呼ばれる種類のバイクに乗るには、普通自動二輪or AT限定の普通自動二輪免許が必要となります。
免許取得にかかる費用は、総額約23万円。自動車の普通免許を持っていれば、免許の取得費用が10万円近く値下がりするケースも珍しくありません。
大型と呼ばれる400cc以上のバイクは、大型自動二輪or AT限定の大型自動二輪免許が必要となります。免許取得にかかる費用は、総額約18万円。
倒れた車両を1人で起こすことができなければ免許が取得できないので、しっかりと体力をつけて免許取得に挑みましょう。
バイクにかかる税金は?
免許を取得したからといって、すぐにバイクに乗れるわけではありません。次に、“法定費用”と呼ばれる諸経費を支払う必要があります。
“法定費用”とは、バイクを所有することで発生する税金や加入が義務づけられている保険の費用のこと。法定費用も免許取得費用と同じく、所有する車両の大きさによって変動します。
まずは、税金についてご説明します。バイクに乗ることで発生する税金は、「軽自動車税」と呼ばれています。90cc以下の原付は1年あたり2,000円。125cc以下は1年2,400円となります。
126cc以上の車両には、軽自動車税プラス自動車重量税も必要に。126cc以上250cc以下なら、取得時に4,900円の自動車重量税と1年あたり3,600円の軽自動車税が必要となります。
251cc以上の車両は、初めて登録した年から何年経過しているかによって、支払う自動車重量税の額が変動。
13年経過するまでは1年1,900円、13年以上経過すると2,200円、18年以上経過すると1年2,500円となっていきます。軽自動車税に関しては、1年あたり6,000円となり、経過年数によっての変動はありません。
加入が義務づけられている「自賠責保険」
次は、必ず加入しなければいけない保険についてご説明します。
「自賠責保険」と呼ばれる強制保険は、交通事故を起こしてしまった際に被害にあった人を救済するための保険です。
一般的な保険会社などで取り扱っている保険とは違い、社会保障的な役割を果たす自賠責保険。そのため、加入申し込みをする場所によって保険料が変動することはありません。
区分 | 保険料 | ||||
---|---|---|---|---|---|
12 ヶ月 | 24 ヶ月 | 36 ヶ月 | 48 ヶ月 | 60 ヶ月 | |
小型二輪自動車 | 8,290 | 11,520 | 14,690 | なし | なし |
軽二輪自動車 | 8,650 | 12,220 | 15,720 | 19,140 | 22,510 |
原動機付き自転車 | 7,500 | 9,950 | 12,340 | 14,690 | 16,990 |
表のとおり、加入の月数によって金額がします。自賠責保険に加入しなければバイクに乗ることができないので、趣味にしようと考えている人は参考にしてください。
バイク購入金額もしっかり確認しておこう
最後に忘れてはいけないのが、バイク自体を購入するための費用です。
先に免許を取得した場合、意外とバイクの車両本体価格が高くて、結局乗り始めるまでに時間がかかってしまうというケースもめずらしくありません。
バイクを趣味として始める際に、まず立てておきたいのが予算。予算を立てるときに、欲しいと思っているバイクの車両本体価格を予算として立てる人がいますが、それは少し考えもの。
先ほどご説明したように、車両本体以外のところでももろもろの費用が発生するため、本体価格と諸費用をプラスした額で予算を立てるようにしましょう。
どれくらいの排気量の車両に乗るのか、新車にするのか中古にするのかによっても、購入金額は大きく変動します。
“乗るなら新車!”と意気込んで購入したのはいいものの、すぐにぶつけてしまってもショックは大…。“ぶつけるかもしれないから”と低価格な中古を購入したものの、修理費用が高くなってしまった…など、それぞれにメリットデメリットがあります。
趣味としてどの程度乗るのかをしっかり考えて、自分に合う車両選びを行うようにしましょう。
バイクに乗り始めてかかる維持費
バイクを趣味にする場合、初期費用のところでご紹介した税金や自賠責保険料以外に、ガソリン代やメンテナンス代などの維持費も必要となります。バイクに乗り続けるためには、どれくらいの維持費がかかるのでしょうか。
小型二輪車以上の大きさがあるバイクは車検が必要
排気量が250ccw超えるバイクは、自動車と同じように車検を受ける必要となります。
運輸局から発行される検査証の有効期限は、2年間。2年経過するごとに検査を受けなければいけないため、維持費として車検費用も頭に入れておきましょう。
車検にかかる費用は、車検を受けるお店や選択する車検コースによっても変動します。大体30,000円から50,000円くらいが、車検費用の相場。
修理箇所などが見つかればこの金額よりも上乗せになるケースもあるので、余裕を持って車検代を用意しておきましょう。
安全に乗り続けるために必要な車両のメンテナンス代
購入したバイクが新車であっても中古車であっても、長く乗り続けるにはメンテナンスを行っていかなければいけません。
バイクにかかるメンテナンス代は、オイル交換代金やチェーン交換代金、タイヤ交換代金など。点検や工賃などにも費用が発生するので、無視できない維持費のひとつです。
どれくらい走行しているかどうかや、年式によってもメンテナンス代は変動します。安全に乗り続けるためにも、プロの目で定期的に点検してもらい、メンテナンスを行っていくようにしましょう。
バカにならないガソリン代や駐車場代
自動車と同じく、バイクを走らせるためにはガソリンが必要となります。車種によって燃費が異なるため、同じ距離を走っても必要となるガソリン代には違いが。
レギュラーガソリンなのか、ハイオクガソリンなのかによっても継続的にかかる費用が変わるので、希望の車種を購入する前にきちんと確認しておきましょう。
自宅にバイクを置くスペースがない場合は、専用の駐車場も契約しなければいけません。特に大型バイクはしっかりとスペースが確保されていなければ、日常的に停車させておくのは至難の業。
自動車よりは低い価格設定となっているケースがほとんどですが、それでも月に数千円程度費用は必要となります。
バイク保険(任意保険)は必要?
バイクを趣味として始めるにあたり、どうしようか迷ってしまうのが任意保険への加入。加入が義務づけられている自賠責保険に対し、所有者に加入の意思がゆだねられているのが任意保険の特徴です。
自賠責保険に加入しているから、任意保険には加入しないという人もいますが、それはかなり危険な行為。なぜなら、自賠責保険では事故の相手に対してしか補償されないからです。
2005年に高速道路での2人乗りが解禁されたこともあり、便利になった一方でバイクの危険度はアップしています。
もし自賠責保険にしか加入していない状態で事故を起こしてしまったら、自分に起きたケガでの入院や通院に対しての費用は、一切補償されません。
大変な思いをしている中で、自分の治療費は全てポケットマネーから払わなければならない状況を想像してみてください。
任意保険に加入していれば、もし事故を起こしてしまったときの金銭的不安が解消されます。
その他にも、バイクがぶつかって物を壊してしまったときや、後ろに乗せていた人の補償も、任意保険ならまかなってくれます。
安心を買うという意味でも、任意保険には加入しておくのがベターです。
まとめ:バイクを乗りこなして豊かな趣味生活を送ろう
免許取得の年齢制限さえクリアしていれば、誰でもバイクを趣味にすることができます。
読書やランニングなどと違い、ある程度まとまった費用が必要となる趣味なので、計画的に資金を準備して、安全にバイクの趣味ライフを送るようにしましょう。
任意保険にも必ず加入し、安心安全に趣味の時間を楽しんでください。
保険商品のご検討にあたっては、「契約概要」「注意喚起情報」「ご契約のしおり」「約款」などを必ずご覧ください。
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