生命保険の加入にはシミュレーションが重要!方法を徹底解説

人生100年時代と言われる昨今、事故やガンなどの疾病といった様々なリスクが潜んでいます。
そんな万が一に備えて、保険を利用していらっしゃる方は多いのではないでしょうか。
中でも現在日本において、生命保険の加入の割合は ※1 88.7% にも上ります。
変化が激しいこんな時代だからこそ、多くの人が将来のことを考えて、平時から備えている証拠です。
http://www.jili.or.jp/press/pdf/press_180914.pdf
しかし中には、
「正直よく分からないまま生命保険に加入していて、今後どうしようか迷っている」
「昔はいらないと思っていたけど、子どもができたし、加入を考えている」
「そもそもどうやれば、自分にあった生命保険を選べるんだろう」
といったお悩みを持つ人も、いらっしゃるのではないでしょうか。
今回の記事では、そういった生命保険に関して知識がない人でも、自分にあった「過不足のない保障」を実現するための、3ステップをご紹介します。
- 契約前の必須条件!?生命保険会社のシミュレーション活用法
- 必要な死亡保険金額は?ライフステージに応じた給付額の計算法
- 保険のプロに問い合わせて見積もり・解説してもらうのが一番!
以下より、順にご説明します。
目次
契約前の必須条件!?生命保険会社のシミュレーション活用法
インターネット上で、生命保険の保障額と種類を簡単にシミュレーションしてくれるサービスがあるのをご存知でしょうか。
生命保険の仕組みや保障内容を理解していない人は、まずはネット上のシミュレーションをすることをおすすめします。
ぜひ、保険加入前の事前調査としてお使いください。
保険の知識がない方でも、こちらのシミュレーションを利用することによって
- 各保険会社にある商品の「保障内容」や「保険料」を確認できる
- 保障プランを変えて保険料や保障内容のそれぞれの「違い」を把握できる
- 保険加入後の支払いに関する「具体的なイメージ」が湧きやすくなる
という3点のメリットがあります。
また、シミュレーションを行う際に必要なものは、
- 年齢(生年月日)
- 性別(男性 / 女性)
上記たったの 2点だけです。これだけで簡単に「保障内容に対する毎月の保険料」を知ることが可能です。
なお、保険会社のシミュレーション方法には下記2種類あります。
保険会社単位で商品の見積もりを行うタイプ
生命保険会社の公式サイトでは、年齢と性別を入力するだけで保険金額や払込期間に応じた保険料をシミュレーションできます。
ネット上でいつでも気軽に気になった保険商品の保険料をシミュレーションできるので非常に便利です。
シミュレーションを行うメリット
・その保険会社が持つ複数のプランを見られる
・プラン毎の詳細な保障内容や給付額が分かる
・生命保険以外のプランもセットで診断できる
シミュレーションを行うデメリット
・1社毎に行わなくてはならないため、手間がかかる
・一部保険会社では利用できない
複数の保険会社を一括比較できるタイプ
生命保険の各社商品を取り扱うポータルサイトや比較サイトの中には、一括で複数社の商品を見積もることができるものもあります。
生命保険でも死亡保険や収入保障保険の契約したい種類は決まっているけど、どの商品が良いかは分からないという人は、一括でシミュレーションをしてくれるサイトがおすすめです。
シミュレーションを行うメリット
・数ある保険会社の人気順と最安値が一気に見られる
・保険商品の口コミや評判が確認できるので選び方の参考になる
シミュレーションを行うデメリット
・一度に多数の保険会社を比較するため、1社の保険の種類に限りがある
・取り扱っていない生命保険会社がある
・保険料を優先して保障内容が疎かになりがち
【総評】
以上のようにネット上で生命保険のシミュレーションを行えば、メリットおよびデメリットはあるものの、簡単に保険料を把握可能です。
ただし、保険料が分かっても、自分にとって最適な保障額の設定が違えば、保険料もまた変わってきます。
シミュレーションを利用していると保険金額や契約期間を選択する必要がありますが、死亡保障の金額や期間は本当に合っているのかは疑問ですよね。
そこで次の項目で、あなたにとって必要な保障額の目安が分かる方法を紹介していきます。
必要な死亡保険金額は?ライフステージに応じた給付額の計算法
生命保険のシミュレーションを行ったあと、保険会社には様々な生命保険の種類があり、その保障内容も多岐にわたるということを理解していただけましたでしょうか。
この項目ではシミュレーションでは計算できなかった、人生の大きなイベント・節目の段階を指すライフステージにあう「過不足のない保障」はどうやって算定すべきかを紹介していきます。
まず、前提条件として、生命保険を理解する上で、『現在はライフステージのどの段階にいるか』を確認することが重要です。
これは、ライフステージの期間に合わせて、定期的に生命保険を見直し・更新していくことにより、「過不足のない保障」が実現できるだけでなく、結果的に保険料の節約にも繋がるからです。
では、生命保険に関わりがあるライフステージの項目は以下4点です。
1. 結婚
a. 守るべき家族ができ、最初に生命保険を意識するタイミング
b. 自分が死亡した後のパートナーの生活費
c. 女性は出産に備えた医療保険の加入・見直しが必要
2. 出産・子供の成長
a. パートナーの生活費
b. 追加で子供の生活費・その養育費の積立が必要
c. 子供のことも考えた保障が必要になるため、生命保険の見直しが必須
3. 子供が独立した後
a. パートナーの生活費のみ
b. 以前よりも必要保障額が減ることが多いため、生命保険の見直しが必須
c. 年齢的に疾病による入院・通院・手術のリスクが上がるため、医療保険やがん保険の検討・見直し
4. 住宅購入
a. 団体信用生命保険に加入しているため、亡くなったあとは住宅ローンが返済不要になる
b. 団信がある分必要保障額が減るため、生命保険の見直しが必須
あなたが現在どのライフステージにいるのか、ご確認いただけましたか。
では次に、必要保障額の計算方法についてご説明します。
必要保障額の計算方法:(支出)ー(収入)= 必要保障額
● 支出
○ 死後に必要なお金(葬儀・お墓など)
○ 遺族の生活費
○ 子供の学費など
○ 相続税
● 収入
○ 遺族年金
○ 退職金
○ 相続財産など
● 必要保障額
○ 遺族の生活費や学費
以上のように金融資産と補助金や年金といった全ての収入を網羅しつつ、さらに死後必要になってくるお金を計算することで、より正確な必要保障額が算定されます。
しかし、この算定方法をより正確に実行するためには、細かく金額を把握しておく必要があるという問題点があります。
中には、社会保険や税金などの専門知識が必要な項目もあり、自分で生命保険の必要保障額を算定するのは、難しいものがあります。
そんな時は、お金や保険のプロにシミュレーションしてもらうことです。
次の項目で詳しく紹介していきます。
保険のプロに問い合わせて見積もり・解説してもらうのが一番!
この項目では、生命保険のシミュレーションを試したものの、肝心の必要保障額がよく分からずに困っている方向けに説明していきます。
まず、自分の必要保障額が分からない場合は保険のプロに相談し、再度詳細なシミュレーションをしてもらうということです。
保険のプロにシミュレーションしてもらうメリットは2点あります。
- 自分が希望する保障内容や保険金額がある程度まとまっており、的確に自分の希望を伝えられる
- 聞くべき点や確認事項が明確なため、保険のプロへ適格に相談できる
以上のように自分でシミュレーションしたことで希望する生命保険のイメージが、ある程度明確になっているので相談することも難しくはないはず。
したがって、営業マンの利益重視のアドバイスがされても的外れであることがすぐに分かり、信じて申し込みをしてしまうリスクを回避できます。
また、対面でプロにシミュレーションしてもらうことは、
- オンラインでのシミュレーションより選べる生命保険の種類が多め
- 法律を含めた保険に関する専門知識がある
- 保険加入後のフォローが手厚く、更新手続きや保険金請求の際も安心
- 対面で詳細を伺えるため、未然にトラブルを防げる可能性が高い
- 生命保険の難しい用語も分かりやすく解説してくれる
- FP資格を持っている人も多く、家計面から総合的なアドバイスがもらえる
といったメリットが存在します。
対面でのプロのシミュレーションでも、オンラインでのシミュレーションでも保険商品が同一の場合、保障内容は一緒です。
ただし、自分の状況に合わせて複数の商品の中から最適な保険を提案してもらえたり、税金控除や相続税対策など専門的なアドバイスがもらえたりする強みもあります。
【まとめ】生命保険のシミュレーションのお試しを
過不足のない適切な生命保険の選び方は、
- シミュレーションで概算を理解
- ライフステージに応じた必要な保険金額を計算し、生命保険の目的を確認
- 保険のプロに、2で洗い出した必要額の計算と生命保険の加入目的を相談
上記3点によって、より最適な生命保険を選ぶことが可能になります。
つまり、まずは生命保険のシミュレーションを行い、それを基に保険のプロへ相談し、アドバイスをもらうように進めていきましょう。
生命保険と言っても定期か終身か、掛け捨てか積立のどちらが良いかも分からない人が多いと思います。
このように生命保険の選び方は多彩ですが、最後は保険のプロに相談するのが一番です。
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