子供に医療保険は必要?助成制度を含めて考える加入の必要性

子供に医療保険は必要?助成制度を含めて考える加入の必要性

読者
子供は助成制度がありますし、医療保険は必要ないですよね?

読者
民間の医療保険にわざわざ加入しなくても、将来のリスクに備えられると言えますか?

ほけんのぜんぶ
子供が抱える幅広いリスクに対応するためには、医療保険の見積もりをして早期に加入する必要があります。

様々な保険会社で子ども向けの医療保険が販売されていて、どこがいいか迷う人も多いでしょう。

そこで、今回は子供向けの医療保険について解説していきます。

この記事を読むべき人
  • •子供向けの医療保険の保障内容が気になる人
  • 子供の医療保険の選び方を知りたい人
  • 子供のための保険商品をチェックしたい人
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この記事は5分程度で読めます。

子ども向けの医療保険の種類と保障内容

子供向けの医療保険はいろいろな保険会社で販売されていますが、商品名は「子供保険」「ジュニア保険」「キッズ保険」などと呼ばれます。(学資保険に付帯した医療保障特約の場合もあります。)

子供向け医療保険の保障内容
  • 入院保障
  • 手術保障
  • 通院保障
  • 骨折、関節の脱臼、腱の断裂に対する保障
  • 放射線治療保障
  • 死亡・高度障害保障

子どもの医療保険の種類や保障内容は、保険会社によって違いがあります。

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上記を参考にしながら、子どもに必要な保障を考えてみましょう。

一般的な医療保険であっても、子どもは加入できます。

 ポイント

少し前は、年齢制限が設定されている医療保険が多く、子どもだと医療保険に加入できないケースも見られましたが、最近では下限の年齢制限が設定されている医療保険は少なくなったため、一般的な医療保険でも子どもが加入できます。

幅広い選択肢から子どもの医療保険を選びたい人は、必要に応じて選択肢に入れてもいいでしょう。

加入するときは条件をしっかり確認する必要があります。

医療費助成制度があれば子供に保険は必要ない?

医療費助成制度は対象外の医療費があるので、民間の医療保険に加入しないなら注意が必要です。

医療費助成制度は、対象年齢になるまで医療費の自己負担が軽減されるメリットがあります。

 ポイント

子どもがいくつになったら医療費助成制度の対象から外れるかは、市町村によって異なります。

自治体によっては中学生や高校生も対象なので、チェックすることをおすすめします。

助成対象になる医療費は、通院や入院、調剤にかかる保険診療分の費用です。

一部の市町村では、医療費助成制度の所得制限が設定されているので一度確認する必要がありるでしょう。

自己負担額が数百円程度になったり、無料になったりする医療費助成制度ですが、基本的に以下の医療費は助成対象外なので注意が必要です。

助成対象外になる項目
  • 学校の管理下で起きた怪我(日本スポーツ振興センターの災害共済給付などの対象)
  • 自転車による交通事故などの第三者行為が原因の傷病
  • 健康保険診療の適用外の医療費(予防接種、差額ベッド代、保険外併用療養費、乳幼児健診、容器代など)
  • 高額療養費や付加給付金など健康保険組合からの給付金・支給部分

以上のような医療費は、医療費助成制度による保障は受けられません。

※医療費助成制度は保険適用診療における自己負担部分を助成するものです。そのため基本的に他の助成制度による医療費助成を受けられる部分については対象外となっています。高額療養費制度を利用した場合などでも自己負担部分については助成対象です。

子どものころから医療保険に加入するメリットや子供の入院・外来の受療率、医療費助成制度の対象外になる医療費などを踏まえて考えると、医療保険の加入の必要性はあると言えるでしょう。

読者
むしろ、将来大きなメリットを享受するためにも、子供のうちに医療保険に加入する必要性は高いとも考えられますね。

読者
しかし、いざ子供向けの医療保険に加入しようと考えても、どの医療保険がいいのか分かりません。

ネットで子供の医療保険に関するおすすめランキングをチェックする人もいますが、家庭の状況や子供の年齢・体質などによって加入が必要な医療保険の種類は異なります。

子供が医療保険に加入するメリット

子どもが医療保険に加入するメリットは次の4つです。

子どもの医療保険のメリット
  • 安い保険料で保障が怪我や病気の保障が得られる
  • 金銭的な安心感を感じられる
  • 入院時の差額ベッド代を補てんできる
  • 将来医療保険に加入しなくていい

それぞれのメリットについて解説していきます。

安い保険料で保障が怪我や病気の保障が得られる

子ども向けの医療保険は一般的な医療保険と比較すると、保険料が安いメリットがあります。

 ポイント

定期保険だと契約の更新時に子供の年齢に応じて保険料は上がりますが、一生涯保険料が変わらない医療保険に加入すると非常にお得です。

終身タイプに加入すると、比較的安い保険料が適用されるためメリットが大きいのでおすすめです。

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子供のうちから医療保険に加入すれば、少ないお金で大きな保障が得られるのは大きなメリットです。
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金銭的な安心感を感じられる

子どものうちに医療保険に加入しておけば、万が一の金銭的な負担に対応できるメリットがあります。

子どもがいつ病気をするかは分かりませんし、経済状況が悪いときに医療費が必要になることもあります。

子どもには医療費だけでなく、学費や娯楽費など想像以上にお金が必要です。

多くの家庭は、将来を見据えて必要な金額を積立貯蓄をして準備しますが、お金に余裕がないこともあるでしょう。

長期にわたって通院したり、入院したりすると想像以上に大きな費用が必要です。

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子ども向けの医療保険に加入しておくことで、積立貯蓄が十分にないときの経済的なサポートが得られるのでメリットを感じられるでしょう。

入院時の差額ベッド代を補てんできる

民間の医療保険に加入していれば、子供の入院時に差額ベッド代を補てんできるメリットがあります。

日本に居住するすべての人が加入している公的医療保険では、大部屋に入院する場合に保険が適用され、医療費の自己負担額が軽減されます。

読者
しかし、子供が入院した場合は大部屋ではなく個室を選んで子供に付き添って看病したい気持ちもありますね。

ほけんのぜんぶ
そうなると、大部屋と個室の差額ベッド代を自己負担する必要があります。

読者
子どもの入院が長期化すると、差額ベッド代が家計の大きな負担になる可能性が高いですよね。

こうした金銭的なリスクに備えられるのが医療保険のメリットです。

ご自身や子どもに医療保険が必要か否か、判断に迷う場合は無料で専門家に相談できる相談所を利用するのも一つの手です。

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将来医療保険に加入しなくていい

子どものうちに医療保険に加入して、将来も契約を継続すれば新たに医療保険に入る必要はありません。

いわゆる終身タイプの医療保険です。

先に説明した通り、年齢が低い子供のうちに医療保険に加入した方が安い保険料が適用されます。

子どものころから終身タイプの医療保険に加入すれば、将来医療保険を契約する手間もいらず、安い保険料で長期間にわたる手厚い保障が得られます。

子供が医療保険に加入するデメリット

それでは、子供が医療保険に加入することのデメリットについて見てみましょう。

子どもの医療保険のデメリット
  • 保険料で家計が圧迫される
  • 教育資金の貯蓄に影響する

といったことが、挙げられるでしょう。

保険料で家計が圧迫される

掛け捨てタイプの医療保険に関しては、解約したとしてもすでに払い込んだ保険料は戻ってきません。

ほけんのぜんぶ
もちろん、保障を得ているのですから、掛け捨ての保険がムダというわけではありません。

しかし、すでにお伝えしたとおり、子供には公的な医療費助成も多くあります。

 注意

医療費助成の対象にならない場合に備えることも必要な一方、そうした事態が起こる確率が低いのもまた事実です。

また、特別な助成の対象にならなくとも、小学校入学前の子供の医療費は、公的医療保険(健康保険、国民健康保険)で自己負担額は2割となっています。

統計的に見ても、子供が長期の入院をするケースは非常に珍しく、わざわざ医療保険に入る必要はないという意見の人がいるのも頷けます。

それならば、ある程度の貯蓄だけ準備しておけばよく、掛け捨ての医療保険に入って月々の保険料を負担する必要はないかもしれません。

教育資金の貯蓄に影響する

子供に関してかかるお金と言えば、なんといっても教育費でしょう。

特に、まとまったお金が必要な大学進学に向けて、貯蓄をされているご家庭も多いと思います。

 ポイント

子供保険には、教育資金準備を目的として、貯蓄性を持つ保険もあります。

進学のタイミングなどで、学資金や祝い金としてお金が受け取れるというものです。

払い込んだ保険料に対して、どのくらいの割合でお金が戻ってくるかを「返戻率」といいます。

 注意

医療保障を主たる目的とした保険では、貯蓄性があったとしてもこの返戻率が100%を割り込む、つまり払い込んだぶんがすべて戻ってこない「元本割れ」の状態になることが多いです。

これは、保険料の一部が保障の準備に使われるためですが、教育資金を貯めたいという観点から言えば、当然マイナスです。

医療保障がまったくない貯蓄を主な目的にした保険であれば、商品・プランによって105%程度の返戻率となる場合もあるので、それに比べると、元本割れしてしまうのは、心もとないことでしょう。

読者
医療リスクに備えるのも大切なことですが、教育資金準備もおろそかにはできません。

ほけんのぜんぶ
どちらも両立させるのはなかなか難しいことですので、貯めることを第一に考えるなら、医療保険が本当に必要かどうか検討してみてください。
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子供の病気・入院リスクを確認

厚生労働省の調査(年齢階級別にみた受療率平成11年)によると、外来の受療率は、9歳までの子供が比較的高い数値となっています。

10歳以上になると減少しますが、50代以上になるとやはり非常に高い数値となります。

一方、入院の受療率は、外来と比較するとそれほど大きな数値ではありません。

0歳の子どもの受療率が非常に高く、1歳以上になると数値は落ち着き、65歳以上になると0歳の子どもの受療率を超える値になっています。

外来・入院ともに子供の受療率は高齢者と比較すると低いことが明らかです。

 ポイント

しかし、特に9歳までの子どもは外来の受療率が高く、小学校低学年になるまでは病気や怪我に気を付ける必要があるでしょう。

子ども向けの保険を選ぶポイントを解説

子供向けの医療保険を加入時のチェックポイントは、次の通りです。

子どもの医療保険チェックポイント
  • 保障金額
  • 保障期間
  • 掛け捨て型か貯蓄型か
  • 特約の有無

子どもが加入する医療保険を選ぶときは、以上の4つに注目して最適な保険を見つけましょう。

保障金額

子どもの医療保険を選ぶときは、必要な保障金額があるか確認しましょう。

入院保障の金額はどの程度なのですか?
例えば、入院保障金額の相場は、入院日額3,000円~5,000円程度です。

医療費助成制度のことを考えて最低限の保障金額に設定する人もいますし、大人になってからも必要な保障が得られるように手厚い金額にする人もいます。

保障期間

医療保険の満期を子どもが独立したタイミングに設定するか、終身で契約するかというのも医療保険を選ぶ上で重要なポイントです。

保険料の観点から選ぶとどのタイプが安くなりますか?

保険料で言えば、満期がある定期タイプの医療保険の方が毎回の保険料が安く設定されています。ただし一般的に更新に際して保険料が再計算されることにより、更新ごとに保険料は増額していきます。

終身タイプは毎回の保険料が高いですが、総支払保険料額は定期タイプよりも少なくなります。

掛け捨て型・貯蓄型

医療保険は掛け捨て型と貯蓄型の2種類があります。

 ポイント

一般的に、掛け捨て型の医療保険は保険料が安いですが、解約返戻金や満期金が発生しません。

貯蓄型の医療保険に加入すると掛け捨て型と比較して保険料が高くなりますが、必要な保障を得ながら貯蓄ができます。

ただし、貯蓄型の医療保険に加入すると、将来子供に契約を引き継ぐ場合に経済的な負担になる可能性があるので注意が必要です。

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終身タイプの医療保険に加入する場合は、将来の子供の負担を考えて選ぶ必要があります。

特約の有無

子供の医療保険はさまざまな特約を付帯できるので、必要に応じて付帯することをおすすめします。

人気のある特約はどんな特約ですか?
子供の医療保険に付帯する特約は、先進医療特約が人気を集めています。

先進医療は公的医療保険が適用されないため、医療費を全額自己負担する必要があるのです。

しかし、民間の医療保険に加入しておけば、給付金で高額な医療費を賄える可能性があります。

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必要な治療を金銭的な問題で断念しないためにも、特約の内容はよく確認する必要があります。
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医療保険以外に備えるべき保険とは

最後に、医療保険以外に子供のために加入を検討する必要がある保険を紹介します。

子供のリスクに備えたり、学費を用意したりするには、次のような保険の種類がおすすめです。

保険の種類 保険の種類の概要
傷害保険 交通事故などの急激・偶然、外来の怪我を子供が負った場合に補償が受けられる保険
個人賠償責任保険 子供が他人のものを壊したり、誰かを怪我させたりした場合に補償が受けられる保険
生命保険 子供が死亡した場合(商品により高度障害の場合)に保障が受けられる保険
学資保険 子供の教育に必要な資金を貯蓄できる保険(医療保障特約を付帯できる場合があります)

以上の保険の一部は、年末調整で払込保険料を生命保険料控除の適用を受けられます。

契約内容や金額によっては、住民税や所得税を軽減する効果もあるのです。

ほけんのぜんぶ
医療保険だけではなく、子供のためになる保険商品の加入を検討する場合はその辺りも考慮する必要があるでしょう。

加入中の保険があるならこの機会に契約を見直したり、満期時に変更したりなどの対応の必要性を考えることをおすすめします。

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まとめ

子供のうちに医療保険に加入しておけば、安い保険料で大きな保障が得られるメリットがあります。

終身タイプの医療保険を大学生や大人になってからも終身で契約を継続すれば、総支払保険料におけるメリットを感じられるのでおすすめです。

子供の医療費は助成制度が適用されますが、サポートが得られない場合もあります。

ケガや病気の通院治療が長期化したり、個室に入院したりすると貯蓄だけで医療費を支払うことが難しくなります。

万が一のために、子供であっても医療保険に加入して必要な保障を得るのがおすすめです。

子供向けの医療保険は様々な保険会社で取り扱われています。

今回紹介した内容を参考に、子供に必要な医療保険を探してみましょう。

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監修者
弁護士 石原 一樹
2013年ヤフー株式会社に入社。法務部等において、法令調査、契約書作成や子会社管理、役員会議事務局等の企業法務全般の業務に従事。2015年外資系法律事務所東京オフィスにて勤務し、同オフィスパートナーが独立し設立した窪田法律事務所に参画。 特許、商標等知的財産権に関する業務に加え、企業破産管財事件、契約書作成等の企業法務案件(係争案件・非係争案件)、刑事案件など幅広い業務に従事。2017年スタートアップ・ITベンチャー企業に特化したリーガルサービスを提供するSeven Rich法律事務所を設立。

 

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