生命保険に悩む方必見!おすすめの保険商品を紹介
生命保険を選ぶ際はそれぞれの違いを理解した上で、自分の生活背景に合った商品や保障内容を選ぶのがおすすめです。
しかし、現在販売されている生命保険の数はとても多く「自分ではとても選びきれない!」「ネットで検索してもおすすめの商品が多すぎて分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そんな方のために、今回は生命保険の仕組みや選び方、おすすめの商品について詳しく解説します。
この記事を読んで頂きたい方は、以下に当てはまる方です。
- 生命保険のことを詳しく知らない
- 生命保険の選び方がわからない
- おすすめの生命保険を知りたい
5分程度で読むことができ、生命保険に対する理解が深まって自分に合ったものを選べる可能性が高まりますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
生命保険とは?種類と保障内容
生命保険とは、保険の対象となる人(被保険者)が亡くなった場合や、所定の期間まで生存していた場合に保険金が支払われる保険のこと。
医療保険やがん保険などすべての保険を総称して生命保険と呼ばれることもありますが、基本的には死亡保険や積立保険など主に生命保険会社で販売されている保険を指します。
生命保険は相互扶助の仕組みで成り立っているため、加入している人全員で保険料を平等に負担して、万が一のことがあった場合にはその中から保険金が支払われます。
生命保険の保険料は、人間の年齢や性別を元に算出され、加入するタイミングによって保険料が異なる仕組みです。
年齢や性別が同じでも、健康な人と既に病気がある人では死亡する確率が異なるので、生命保険の保険料負担が同じだと不公平になりますよね?
そこで、生命保険に加入する際は被保険者の健康状態を正直に告知する必要があります。告知した結果、すでに重い病気になっている場合は生命保険への加入を断られることもケースもあるのです。
生命保険には3種類ある
次に、生命保険の種類について解説していきます。具体的には以下の3種類に分けることが可能です。
内容 | 商品例 | |
---|---|---|
死亡保険 | 被保険者が死亡した場合や 所定の高度障害状態になった 場合に保険金が支払われる生命保険 | ・定期保険 ・終身保険 |
生存保険 | 被保険者が保険期間満了まで 生存していた場合に保険金が 支払われる生命保険 | ・学資保険 ・個人年金保険 |
生死混合保険 | 被保険者が保険期間中に死亡した場合は 死亡保険金、満了まで生存した場合は満期保険金が 支払われる生命保険 | ・養老保険 |
生存保険は、保険料の払込期間中に被保険者が亡くなった場合、それまで支払った保険料と同額の死亡保険金が支払われます。
そして、この記事で主に紹介していくのは、生命保険のうち死亡保険に該当する部分です。生存保険にあたる学資保険や個人年金保険の選び方は死亡保険の選び方と異なるため、別の記事で解説しています。
保険料は生命保険料控除の対象
生命保険で支払った保険料は生命保険料控除の対象。年間で支払った保険料の金額に応じて、所得税や住民税を計算するときに計算の対象となる年収(所得)から一定金額が差し引かれます。
生命保険の保険料は、生命保険料控除のなかで「一般生命保険料控除の対象」となります。年間で支払っている死亡保険や生存保険、生死混合保険の保険料を合算して控除される金額が計算される決まりです。
控除額の上限は以下の通り。
- 所得税:最大4万円(年間の保険料が8万円を超えていた場合)
- 住民税:最大2.8万円(年間の保険料が5.6万円を超えていた場合)
生命保険料控除は、年間で支払った生命保険の保険料の金額に応じて課税の対象となる所得(課税所得)から一定額が差し引かれる仕組み。上記の金額が直接所得税や住民税から減額されるわけではない点に注意しましょう。
終身と掛け捨てのどちらがおすすめ?
生命保険のうち死亡保険には、定期保険や終身保険があることは先ほどお伝えした通りです。このうち、定期保険のような途中で解約をしても解約返戻金が全くない、もしくは少額である保険を掛け捨ての生命保険といいます。
終身保険は契約してから一定期間が経過した後に解約すると、支払った保険料以上の解約返戻金を受け取れることがあるため、掛け捨ての保険とどちらが良いのか比較される場合が多いです。
そして終身保険と掛け捨ての生命保険は、それぞれの特徴があるためおすすめできる方も大きく異なります。
万一の保障を大きくしたい場合は掛け捨て
小さい子供や養っている家族がいる方は、亡くなった場合に数千万円ほどの大きな死亡保障が必要となります。このような大きな死亡保障が必要な方にとっては、掛け捨ての生命保険の方がおすすめです。
養っている家族がいる場合、家族分の生活費や子供の教育費などで毎月の出費が多い場合も多く、限られた予算の中で保障を準備しなければなりません。
掛け捨ての魅力は、解約返戻金の額が抑えられている代わりに毎月の保険料が低いところ。掛け捨ての保険で死亡保障を準備することで現在の生活を圧迫することなく、必要な保障を準備できるのがおすすめである理由です。
特に近年は掛け捨ての中でも、収入保障保険に加入する人も増えてきています。収入保障保険とは、被保険者が亡くなった場合に毎月一定額の保険金が、保険期間の満了まで支払われるタイプの死亡保険です。
定期保険に加入し保険金を一括で受け取った場合、残された家族は毎月の生活費に充てることなく、予定よりも早く使い切ってしまうケースがあります。
収入保障保険では保険金が一括ではなく毎月支払われる仕組みのため、残された家族は給与収入のようにお金を受け取ることができ毎月の生活費を確保することができます。
生命保険は本来、子供が成長するにともなって必要な学費や独立するまでの生活費が減っていくため、時間の経過とともに保険金の額を減らしていくのが望ましいです。
収入保障保険であれば、保険期間の満了を子供が独立するタイミングにすることで、保険金の額を調整する手間も省けるのでとても便利なためおすすめです。
貯蓄もしつつ最低限の死亡保障を備えたい場合は終身
葬儀費用のための最低限の死亡保障を保ちつつ資産も構築していきたいという方や、貯金が苦手という方には終身保険の方がおすすめです。
終身保険の保険料は、定期保険よりもかなり割高のため、多くの死亡保障を準備する手段としては向いていません。しかし終身保険は、一定期間経過後に解約をすると支払った保険料以上の解約返戻金を受け取れる場合があるため、保障を準備するだけでなく貯蓄の手段としても活用できる生命保険であるといえます。
また、終身保険は、保険料を口座から毎月一定額を引き落とすように設定することが可能。収入から貯蓄にまわすお金を先取りすることで、貯金が苦手な人でもお金が貯まりやすくなります。
選ぶ際に押さえておくべきポイント
次に生命保険を選ぶときに抑えるべきポイントについて3つ解説します。ここでご紹介するポイントをもとに生命保険を選んでいただくことで、自分に合ったものを選ぶことができるでしょう。
加入する目的を明確にする
生命保険に加入する際は「なぜ生命保険に加入するのか」といった目的を明確にする必要があります。加入する目的が明確でないと、保障額が決まらないからです。
残された配偶者や子供の生活資金を確保するために生命保険に加入する場合と、ご自身の葬儀費用のために生命保険に加入する場合では、死亡保障額が大きく異なりますよね。
家族のために加入するのであれば生命保険によって数千万円の保障が必要。自分のためだけに加入するのであれば数百万円だけで良い場合もあるでしょう。
生命保険に加入する目的を決める時は、自分が亡くなったしまった時に誰がどのように困るのかを想像してみると考えやすいですね。
保障で備える必要がある金額を計算する
次に保険で備えるべき金額を計算しましょう。まず亡くなった場合は葬儀に関する費用が必要です。相場はケースによりますがおよそ100万円〜300万円です。
さらに、家族のために死亡保障を準備する場合は、現在の生活で以下の支出がどれだけ発生しているのかを計算する必要があります。
- 生活費(家賃、光熱費、食費など)
- 子供の教育費
- 車などのローンの支払い
上記の金額に、亡くなったことでさらに増加する費用を考慮して死亡保障の金額を決めていきます。
例えば小さな子供がいる世帯主の方が亡くなった場合、配偶者は子供を預けて働きにでなければならなくなるケースがあります。子供を預ける場合は、保育料が発生する可能性がありますよね。
また家事にかける時間を短縮するために、食洗機や乾燥機能付き洗濯機、ロボット掃除機など家電を買い揃える費用が必要になるかもしれませんよね。
このように、現在の支出に加えて増加分の支出を考えると総合的な支出を計算できます。
遺族年金を考慮して生命保険の保障内容を選ぶ
最後に亡くなったことで得られるお金のことを考えます。代表的なものは遺族年金です。
遺族年金は、国民年金や厚生年金に加入している人が亡くなり残された家族がいる場合に、毎月一定額が支給される公的な保障制度。
国民年金に加入している自営業やフリーランスの方は「遺族基礎年金」、国民年金と厚生年金の両方に加入している会社員や公務員の方は「遺族基礎年金」と「遺族厚生年金」を受給できます。
遺族基礎年金の受給額は、国民年金の保険料を支払った期間や免除、猶予されていた期間によって決まった額に、残された家族の人数による加算額が考慮されて計算される仕組みです。
遺族厚生年金は、厚生年金に加入していた期間と平均収入、家族の人数などによって変わります。
生命保険の死亡保障額は、残された家族が生活するために必要な金額から、遺族年金などで受け取れる金額を差し引いて計算します。
例えば、遺族年金の受給額が毎月13万円、毎月の必要生活費が30万円、葬儀費用が200万円、子供が独立するまでの期間が残り18年だった場合、生命保険で備えるべき死亡保障額の目安は以下の通りです。
{(30万円−13万円)×12ヶ月×18年} +200万円
=3,872万円
遺族年金で受給できる金額は、生命保険会社のサイトに目安が記載されている場合があります。
しかし実際に受給できる金額は、ご自身の状況によって大きく変わります。ご自身で算出することも難しいため、お近くのファイナンシャルプランや保険の専門店に相談してみるのがおすすめです。
加入する前に知っておきたいデメリット
生命保険には加入する前に知っておくべきデメリットや注意点が存在するため、確認してから加入するのがおすすめです。
インフレリスクがある
インフレとは物価が上がることです。生命保険は加入する時に保険金額を決めるため、今の物価と将来の物価の差によっては、受け取れる保険金の価値が下がる場合がある点に注意しましょう。
例えば、現在3,000万円で購入できる住宅も、将来死亡保険金を受け取る頃にはインフレが進んで、3,300万円なければ購入できなくなっているかもしれません。保険金の額を3,000万円に設定していても保険金を受け取る時に契約時と同じ価値であるわけではないのです。
このように将来の物価によって、受け取る保険金に影響が出る前に注意しましょう。
解約すると損をする可能性がある
生命保険は、死亡保険金を受け取らずに途中で解約をすると損をする可能性があります。
特に掛け捨ての生命保険である定期保険や収入保障保険は、そもそも解約返戻金がない場合や少なく設定されている場合がほとんどです。
終身保険も、契約してから数年間で解約をすると、支払った保険料以下の解約返戻金しか受け取れず元本割れが発生する仕組みです。
生命保険に加入する際は、保険期間や保険料の払い込み期間が満了するまで保険料を払っていける金額に設定するのがおすすめです。
保険営業経験者が選ぶおすすめの生命保険はこの3つ
最後に数ある生命保険の中から、保険の営業経験者がおすすめする商品を3つご紹介します。
マニュライフ生命「こだわり外貨終身」
円よりも相対的に高い外貨の金利により、高い保障効果と資産形成効果が期待できることが特徴の終身保険です。
おすすめする理由
「こだわり外貨終身」をおすすめする理由は、以下の2つです。
- タバコを吸わない方は保険料が割安になる
- ガン・急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態になったとき、以後の保険料の払込が免除されます
マニュライフ生命の「こだわり外貨終身」は外貨の金利を活用した保険で、現在の低金利の時代であっても資産形成がしやすいためおすすめです。
またタバコを吸わない被保険者の場合、非喫煙者保険料率が適用されるため、保険料が割安になる可能性があります。
特にがんなどの三大疾病が心配という方には「こだわり外貨終身」がおすすめです。
おすすめな理由は、特定疾病に対する保険料払込免除の特約をつけることができるためです。三大疾病になれば治療費だけでなく、治療に通うための交通費や、家族が生活するための費用がかさむ可能性がありますよね。
なので万が一の保障だけでなく、治療にお金がかかる病気が心配だという方は、がん・急性心筋梗塞・脳卒中に対する払込免除の保障がついた「こだわり外貨終身」がおすすめです。
ライフネット生命「かぞくへの保険」
ライフネット生命のかぞくへの保険とは、インターネットで契約手続きができる掛け捨ての定期保険です。
おすすめする理由
かぞくへの保険をおすすめする理由は、以下の2つです。
- 業界最安水準の保険料
- インターネットで契約が完結できる手軽さ
ライフネット生命は、インターネット専用の生命保険会社。通常の保険会社に比べて営業職員が存在せず、人件費などの販売経費を抑えることで、少ない保険料負担を実現しています。保険料負担を抑えたいという方には、特におすすめです。
また、保険料の見積もりから契約の手続きまですべてインターネット上で完結できるため、手間がかからない点も大きなおすすめポイント。
ただし、場合によっては健康優良体割引を適用できる他社の生命保険の方が、保険料が安い場合があります。
また、契約しても担当者がつかないため、契約の管理や保険金の請求まで、全てご自身や家族で行わなければならない点に注意しましょう。
生命保険の管理や請求などを自分で行ってでも、とにかく保険料負担を抑えたい方におすすめですね。
オリックス生命「終身保険RISE」
オリックス生命の終身保険ライズとは、保険料の払い込み期間中の解約返戻金が低く抑えられている低解約返戻金型終身保険です。
おすすめする理由
終身保険ライズをおすすめする理由は以下の2点です。
- 終身保険の中でも保険料が手頃
- 魅力的な返戻率
終身保険ライズは、低解約返戻金型終身保険であるため保険料払込期間中の解約返戻金が低く抑えられている代わりに、毎月の保険料負担も低くなっているためおすすめです。
加えて、保険料を最後まで払い込んでから解約することで、支払った保険料よりも多くの解約返戻金を受け取ることが可能。お子さんの教育資金やご自身の老後資金など様々なことに活用できるのもおすすめの理由です。
一方で、保険料を支払っている最中に解約をすると、大きく元本割れするため注意が必要です。
低金利の時代でも、保障の準備と貯蓄を1つの保険で行いたいという方におすすめです。
生命保険は自分の生活背景に合ったものを選ぶのがおすすめ
生命保険は、死亡した時だけではなく生存した場合にも受け取れる保険もあるため、ご自身の加入目的に合ったものを選ぶ必要があります。特に死亡保障を選ぶときは、自分が亡くなった場合に誰がどのように困るのか、具体的にいくらの金額が必要なのかを計算したうえで選ぶのがおすすめです。
保障額が適切でなかった場合、残された家族が経済的に困ってしまうかもしれません。
自分が亡くなった場合に、遺族年金がいくら受け取れてどれだけの生活費がかかるのかを計算した上で家族と相談して保障額を決めることも大切でしょう。
もし、自分に合った生命保険の種類やプランがわからない場合は、FPや保険などのプロに相談してみるのもおすすめです。
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