医療保険の加入を考えられている高齢者向けに選び方を解説

高齢者の方に向けた医療保険の選び方をご紹介

現在日本における65歳以上の高齢者は3,588万人。総人口比率で28.4パーセントですが、高齢者の医療保険はどのように加入すれば良いのでしょうか?

(総務省統計局 2019年人口推計より)

また、日本で営業している保険会社は数十社ありますが、
保険の検討をしている人はどのように選べば良いのでしょうか?

今回は高齢者の医療保険の選び方についてお伝えします。

  • 医療保険には目的を持って加入しよう
  • 金銭的な負担
  • すでに加入している保険の確認
  • 商品の選択
  • まとめ

医療保険には目的を持って加入しよう

まず、保険は問題や目的を解決する手段です。お付き合いで加入したままになっている保険や保障内容が重なっているものはありませんか?

目的がない状態やなんとなく加入したもの。それはどんな時に請求するのでしょうか?

そもそも請求する内容を把握してなければ、買ったけど着ることもなく大切にクローゼットにしまっている洋服と一緒です。洋服であればその時だけの支払いですが、保険の支払いは継続します。

ライフプランの変化と言われる、お子様の独立や退職時など今の自分に必要なものを、目的を持って保険に加入しましょう。

目的を定めることが出来れば全体の80パーセントはクリアです。

医療保険を検討するうえで、問題が何かというと自分が入院した時の金銭的な負担がどんなものか洗い出すということです。

金銭的な負担とは?

入院費用?治療費?手術代?
どんな病気でどの位の費用がかかるかわからないのが本音ではないでしょうか?

社会保障のことは難しいので、一旦ここではシンプルに

健康保険適用の費用+自己負担の費用+その他の費用

が入院によって発生する金銭的な負担になります。

健康保険適用の費用とは、病院から処方される薬をはじめ、入院費や手術費など健康保険が適用される費用
→高額療養費の制度があるので、年収によってかかる費用には限度が設けられています。

自己負担の費用とは差額ベッド代や食事代などになります。差額ベッド代は病院によって異なりますが、病院の受付に料金が提示してあります。

食事代は一食当たり460円です(2018年現在 ※低所得者などは除く)

その他の費用とはご家族の状況や仕事など、入院中に起こる環境の変化に伴う費用です。
自営業の方が仕事を休まれた際の収入の減額、一家の家事を担っている方が入院した時には支出が増える傾向にあります。

まずは想定される負担を洗い出すこと。
選び方は次の段階です。

すでに加入している保険の確認

保障の確認

高齢者の多くが若くて健康なうちに加入している保険があると思います。でも、保障内容はどうでしょうか?古くなっていることはありませんか?

保障期間はどうでしょうか?80歳で切れてしまう保険ではありませんか?内容がわからない保障はありませんか?最後に担当と話をしたのはいつでしょうか?

たくさん保障がついていれば安心ではなく、無駄な保障を持ちすぎることで保険料の支払いが多くなります。

内容の確認でも5年ごとに確認は必要かと思われます。保険は入っているから安心ではなく、きちんと確認しているから安心できる内容になると思います。

新しく検討する保険の保障内容と保険料を以前の保険と比較して
実際に入院した時に対応できるものなのかを比較してみましょう。

新しいものの保障内容はよくなっているはずですが、保険料は以前に加入したときに比べて年齢が上がっている分だけ高くなります。

また、申し込み時の健康状態によってはご加入が難しい場合もあります。

テレビや新聞で紹介されている保険は安さを前面に打ち出しているものもありますが、安いということは保障内容が充実していないこともあります。

加入されている保険の内容を確認し、減額することも視野に入れてご検討をお勧めいたします。

保険料の確認

ご自分の収入の範囲で支払える保険料でしょうか?

必要なものをあれもこれもと選んでしまうと、支払いが大きくなってしまいます。現役世代の方ならともかく、支払える金額を定めて、その中で最大限の効果を求めましょう。

また、口座の残高不足で保険が失効していたということもあります。支払が滞らないように気をつけましょう。

選ぶ際には担当者に希望をしっかりと伝えて、優先順位を決めて必要なものだけ選びましょう。

また、安くなるからと年払いを安易に決めていませんか?
貯蓄が十分にある方ならともかく。※十分にあったら保険が必要かはわかりませんが…

年金暮らしの方であれば、年に一回のまとまった支出は他の支出と重なると大変です。無理のない範囲で月払いをお勧めします。

もしきちんと管理できる方であれば、年払いの保険料を12で割って、毎月保険のための積立をすると
家計の節約に繋がります。

商品の選択

じつは、ここまで段階が進んできたのであればある程度保険を選択できる段階にあります。

なぜなら、必要保障を出すことや今の契約を確認すること、無理のない保険料の確認は新しい保険を選ぶすべての基準になります。

間違っても、保険の商品性の比較や保険料の高い安いだけで判断しないことがポイントになります。

また、医療保険は主契約と特約。いわばメインとオプションに分けられます。メインにある入院保障は一回の入院の保障期間が30日、60日、120日などがあります。

高齢になると入院期間は長引く傾向にあります。長めのものを選択しましょう。最近は入院しても短期間で退院するケースも多くなっているので、短期間の入院でもまとめて5日分や、10日分保障(入院日額×5日分、10日分)してくれる保険会社もあります。

手術は、以前は保険会社の約款に定める所定の手術が対象であったが、最近は健康保険連動型といって、
手術の範囲が広くなっている保険がありますのでご確認を。

特約には
最先端の医療技術である先進医療や通院保障、抗がん剤保障や、生活習慣病特約など保険会社がしのぎを削る分野です。この部分に違いを出すことで各社特色を出しています。

同じような保障があれば、最近の医療保険のトレンドまでわかってきます。逆に他の保険会社にない特色を担当者に聞いてみるのもありでしょう。

すでに情報収集されていても、一度かけると長くお付き合いする保険です。十分なご検討をお勧めします。

まとめ

ここまで、高齢者が医療保険を選ぶ際の流れやポイントについてまとめてきました。
最後に保険を考える際に、最も大切なことは、ご家族とよく話し合っておくことになります。

保険証券の場所をご家族と共有しておくことは、保障内容を確認するときや保険金請求時に必要です。

また、最近の保険には指定代理請求など、ご本人が保険の請求が困難な時、あらかじめ指定したご家族が請求することもあります。

合わせて、加入している保険会社、担当者名、なども合わせて伝えておくと安心です。

備えあれば憂いなし。情報が選択の一助になれば幸いです。

監修者
弁護士 石原 一樹
2013年ヤフー株式会社に入社。法務部等において、法令調査、契約書作成や子会社管理、役員会議事務局等の企業法務全般の業務に従事。2015年外資系法律事務所東京オフィスにて勤務し、同オフィスパートナーが独立し設立した窪田法律事務所に参画。 特許、商標等知的財産権に関する業務に加え、企業破産管財事件、契約書作成等の企業法務案件(係争案件・非係争案件)、刑事案件など幅広い業務に従事。2017年スタートアップ・ITベンチャー企業に特化したリーガルサービスを提供するSeven Rich法律事務所を設立。
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