投資初心者におすすめしたい投資の方法を紹介!

投資初心者におすすめの投資とは

昨今、雑誌や情報系テレビ番組などのメディアにおいて、投資に関する話題が多く発信されています。

それは投資に関する情報に需要が高まっているということでもあり、投資に興味を持っている人が増加しているということになります。

今現在の生活水準を上げたいという人はもちろん、老後の生活に対して不安を持っている方が投資をして、少しでも貯蓄を殖やしたいと考えている人が多いのでしょう。

しかし、漠然と「投資」と言われても、なにからどのようにスタートすればいいのか分からないのが現状です。

そして知識が無いままスタートして、失敗してしまう怖さもあります。

ただ、しっかりと理解を深めてから投資をスタートすれば、リスクは軽減されることでしょう。

今回は投資初心者に対して、投資の基本とおすすめの投資を説明していきます。

日本に投資文化が根付かないわけ

冒頭でお話ししたように、最近のメディアでは投資関連の話題が多く見受けられます。
しかし、実際には「投資をしている」という人はさほど多くなく、一部の人が投資に積極的であるのが現状です。

ではなぜ日本には投資という文化が根付かないのでしょうか?

金融機関のターゲットが高齢者層

日本国内において、平均的に預金額が多いのは高齢者層になります。

金融機関としても、「多額の投資をしてくれる高齢者層」をターゲットに商品展開をしがちです。
つまり、あまりお金を持っていない若年者層は始めから相手にされていないという見方もあるのです。

最近話題になっている、アプリでAIが投資を自動管理してくれる、通称「ロボ投資」も手数料が高めに設定されているので、思ったほど浸透していないのが現状です。

日本の投資教育の遅れ

英語教育が世界から遅れていると揶揄されている日本ですが、実は投資教育でも後進国です。

海外では小さい頃から株を所有したり、学校教育のカリキュラムに投資教育が組み込まれています。

これにより、子どもの頃から投資に慣れ親しみ、大人になってからも自分のお金を投資によって運用することは抵抗がないのです。

事実、アメリカでは20~30年前から投資をすることが当たり前になっています。

投資はリスクとリターンを理解して始めよう

「投資にはリスクがある」という言葉を聞いたことがある方は少なくないでしょう。

そして投資には「リターン」というものも存在します。

ここではリスクとリターン、そしてそれらを説明する義務「金融商品販売法」について説明していきます。

リスク

リスクとは「結果が不確実」ということを意味します。
投資におけるリスクとは「収益(リターン)の振れ幅が分からない」という意味で使われます。

簡単に言えば「投資してみるまで結果が分からない」ということです。
例えば振れ幅が小さそうな投資をすれば、損失の可能性も減りますが、期待できる収益も少なくなるということになります。

リターン

投資した金額に対しての収益のことを指します。
収益には下記の二つの種類があります。

  • インカムゲイン(配当や利息収入)
  • キャピタルゲイン(値上がり益)

上述しましたが、「リスクに応じてリターンが変動する」と考えておけばいいでしょう。

金融商品販売法

現在、日本では様々な金融商品が販売されています。

自分で選んだり、金融商品販売業者からおすすめされるなどして商品を購入し、投資をスタートしますが、
その時に必ず金融商品販売業者側からリスクなどについて説明があります。

これは2001年4月1日に施行された「金融商品販売法」によって義務づけられているものです。
金融商品に対するリスクや権利行使期間、契約の解除などを説明する義務があるので、投資に慣れていない場合はしっかりと聞いて、質問した方が良いでしょう。

投資の種類とそれぞれのメリット、デメリット(日本国債、投資信託、株式投資、不動産投資)

投資と言うとどのような投資が頭に浮かびますか?
一口に投資といっても、様々な種類があります。

自分の貯蓄額や性格に合ったものを選択することが、投資を失敗しない近道と言えるでしょう。
ここでは数ある投資の中から日本国債、投資信託、株式投資、不動産投資のメリットとデメリットを説明していきます。

日本国債

日本国債とは国が発券する債券のことで、「国庫債券」の略称です。
国が資金調達をする手段の一つとして発行されています。

メリット

安全性が高い

国債は国が発行しています。日本という国の信用が下がらない限り、発行体が破綻するリスクはとても低い商品です。

定期預金より金利が高い

個人向け国債の金利は、最も低い下限金利でも0.05%です。
メガバンクの定期預金金利が0.01%の時代ですから、定期預金よりも高い金利と言えるでしょう。

少額投資が可能

個人向け投資は最低1万円から1万円単位での購入が可能です。
株式投資や不動産投資よりも少ない資金で投資をスタートすることが可能です。

デメリット

換金がすぐできない

個人向け国債は最低1年間、途中解約不可となっています。
銀行の定期預金が短めの期間設定があるのに対して、最低1年という期間は長めとも言えるでしょう。

また1年経過後の解約は可能ですが、「中途換金調整額」という形で計算されるため、期間によっては予想よりも利子が付かない場合もあります。

投資信託と比較すると金利が低い

国債と投資信託は購入手続きをした後は保有するだけ、という共通した特徴がありますが、金利という点では投資信託の方が高い場合が多く見受けられます。

国債の金利よりも高い利回りを期待する場合は、投資信託の他、株式投資などのリスクが高い運用方法をおすすめします。

購入できる期間が決まっている

国債はよほどのことが無い限り毎月発行されますが、いつでも購入できるわけではありません。
募集期間内に金融機関などに赴き、申し込みをして初めて購入できます。

募集期間も国債の種類によってバラバラなので、しっかりと発行スケジュールを把握しておく必要があります。

投資信託

投資信託とは運用会社が投資家から資金を集め、その資金で株式などを運用し、その利益の一部を投資金額に応じて分配する金融商品のことです。

国内株式から外国債券まで様々な種類があります。
運用をプロに任せられる上に、資金を分散した投資が可能なので、人気のある投資と言えるでしょう。

メリット

少ない資金で投資可能

一番のメリットは資金が少なくても投資が可能という点でしょう。

証券会社にもよりますが、100円からの投資が可能な商品もあります。
「とりあえず投資をしてみたい」という方には向いているでしょう。

投資信託ならではの投資対象に個人で投資が可能

株価が高い銘柄など、個人で投資する際には多額の資金になり、断念せざるを得ないケースが多々あります。

しかし株価が高い銘柄が組み入れられている投資信託に投資をすれば、間接的に投資が可能になります。
また新興国株式購入は個人では難しいですが、組み込まれている商品もあるので、その商品を購入すれば投資可能です。

運用の手間がほとんどかからない

株式投資はチャートを見たり、売買の操作を自分でやる必要があるなど、手間がかかります。

しかし投資信託の場合はプロへ運用を任せるため、手間がほとんどかからないと言えるでしょう。
分散投資も簡単に行え、分散していても手間はさほどかからないという点もメリットの一つです。

デメリット

元本保証ではない

投資信託が身近でない方でも聞いたことあるのが「元本割れ」という言葉でしょう。

これは投資信託商品に投資したお金が、なんらかの状況で投資元本を割り込み、大きな損失を出してしまうことから起きることです。
つまり、投資した金額が必ずしも戻ってくるわけではないことを肝に銘じておきましょう。

費用がかかる

投資信託には様々な費用がかかります。

  • 購入手数料:投資信託を購入する際の手数料
  • 信託報酬:投資信託を保有している間の管理費用
  • 信託財産留保額:解約時に差し引かれる費用

投資信託商品によって手数料額が違いますので、なるべくコストのかからない商品を選ぶようにしましょう。

株式投資

「投資と言えば株式」というほどポピュラーなものでしょう。
株式投資には主に二つのパターンがあります。
一つは株式の売買で利益を出す、もう一つは配当金を積み重ねていくケースです。

メリット

売却益への期待

株式投資は証券会社へ上場している企業の業績や評判を見極めて、買い注文と売り注文を出し、利益を積み上げます。

つまり上手く相場を見極めれば、大きく売却益を得ることも可能です。

敷居の低さ

投資=株式投資というように、日本においての投資ではポピュラーなものとなっています。
現在ではインターネット取引も整備されており、投資を始めることに対するハードルがとても低くなっています。

配当金、株主優待

株式投資では保有している株数に応じて、配当金や株主優待をもらえることがあります。
配当とは企業が株主に利益を分配する仕組みです。利益が大きければ大きいほど、配当金に期待が持てるでしょう。

株主優待は企業の色が出た優待券、商品をもらえます。
最近では株主優待目当てで株式投資をする人も増えています。

デメリット

どの株を買っていいか分からない

投資を始めるハードルは低いのですが、運用のハードルは高めだと言えるでしょう。
なぜならば現在株式の銘柄は2000社以上あり、初心者はどの銘柄を買えばいいか分からなくなるからです。

思った通りに売買が成立しないこともある

自分が希望する価格で買い注文、売り注文を出しても成立しないことが多々あります。

これは株価が常に変動しているから起こる現象であり、株式投資では仕方ないことだと言えるでしょう。
しかしそのせいで損をしてしまうことがあるので、「思い通りにいかないかもしれない」と留意しておく必要はあります。

不動産投資

不動産投資とは売却益や家賃収入を得ることを目的として、マンションやアパートなどの不動産に投資することです。

まとまった資金が必要な投資方法ですが、金融機関の融資や自己資金で不動産を購入し、それらから家賃収入を得るのが不動産投資の一般的な流れです。

また購入した不動産が高騰すれば、その不動産を売却し、売却益を得ることも可能です。

メリット

生命保険の代わりになる

不動産投資で金融機関から融資を受ける場合、「団体信用生命保険」というものに加入します。
この保険は契約者が死亡、もしくは失明などの高度障害を負ってしまった場合、借入金の返済が免除される仕組みです。

家賃収入は手元に残りますので、生命保険の代わりになると言えるでしょう。

長期的安定収入が見込める

株式投資の場合の配当金受け取りは年に1~2回ですが、家賃収入の場合は入居者さえいれば月に1度は入ってきます。

これは老後の年金代わりとしても有効な収入と言えるでしょう。

節税対策

不動産投資は各種税金を節約できるというメリットがあります。
不動産は固定資産税評価額、路線価で評価されるため、現金や有価証券よりも相続税を節税できる可能性があります。

また所得税においても不動産所得と給与所得で損益通算できるため、所得税の節税につながります。

デメリット

初期投資額がとにかく高い

各種投資の中で初期投資額が一番高いのは不動産投資だと言えるでしょう。

金融機関から融資を受ける際にも、最低100万円以上の自己資金が必要です。
まとまったお金がなければ、不動産投資を始めたくても始められないのが現状です。

物件維持コストがかかる

不動産は老朽化していきます。
管理費や修繕積立金を住民から徴収できたとしても、それなりの額がコストとしてかかってきます。
また固定資産税もかかりますし、管理会社への業務委託費も必要です。

資産価値が下がる

マンションやアパートは経年劣化するため、資産価値が下がっていきます。
老朽化した物件は家賃を下げざるを得なくなり、収入も目減りしていくことでしょう。

貯金や投資は分散して運用するのが良い

ここまでの説明で、自分に合った投資が見つかった方もいらっしゃるでしょう。
しかし、貯金や投資は分散して運用していくのが基本です。
ここでいう「分散」とは、どういうことなのでしょうか?

分散=たくさんの商品を買うことではない

「分散」と聞くと、様々な種類の投資をして、様々な商品を購入することが頭に思い浮かびがちですが、それは間違いだと言えるでしょう。

逆に金融商品販売会社の勧めるがままに多くの商品を購入しすぎて、混乱している初心者投資家も少なくありません。

「分散する」というのは、投資のカテゴリーをしっかりと分け、相性のいいカテゴリーを組み合わせて資金を分散投資することです。

例えば日本の株式と債券、先進国の株式と債券を組み合わせた「基本の4資産」と呼ばれるものに投資することも、分散の一つと言えるでしょう。

他にも「6資産」、「8資産」と呼ばれる投資先もあります。
自己資金や目的、目標とする利益に合わせて分散投資していくことをおすすめします。

初心者におすすめの投資を紹介

初心者が投資を始めるにあたって気になるポイントは、「初期投資額」と「わかりやすさ」でしょう。
ここからは初心者におすすめの投資を紹介していきます。

ミニ株

ミニ株は1株からでも購入可能です。
主にネット証券で取り扱いがあり、少ない資金でも投資をスタートができます。
株式投資を始めてみたいけど、まず雰囲気だけでも知りたい…そんな方におすすめの投資方法です。

株式累積投資

るいとうと呼ばれる株式累積投資も初心者にはおすすめです。
1万円から投資をスタートでき、毎月の購入金額が決まっているのも初心者には分かりやすい特徴の一つです。

株価が安い時は多く購入、逆に高い時は購入量を少なく出来るので、買いすぎということもありません。
主に証券会社で取り扱っています。

ETF投資

ETF投資とは「上場している投資信託」を購入する投資です。
1,000円台から購入可能なので、少額からスタートできます。

また、通常の投資信託よりも購入時と保有期間中の手数料が安く設定されているのも嬉しいポイントの一つです。

証券会社によっては売買手数料が無料となっている場合もあるので、証券会社選びをしっかりとしましょう。

投資アプリ

初心者にとって最も投資への敷居が低いのが投資アプリです。
投資アプリには下記のものがあります。

  • おつりを端数として自動で投資する
  • 買い物で貯まったポイントを投資に回す
  • AIが自動で運用する「ロボ運用」

また投資について学べるアプリも登場しています。
アプリを賢く使って気軽に投資をスタートし、初心者からの脱却を目指しましょう。

無理をしない投資は積極的に行うべき

投資に良いイメージを抱いていない方はたくさんいるでしょう。
投資をすると破産してしまうのではないかと危惧している初心者の方も少なくないはずです。

しかし無理をせず、自分の身の丈に合った投資をすれば、投資は全く怖くありません。
もちろんリスクはありますが、そのリスクをしっかりと理解していれば大切な資金がなくなるということも無いのです。

特に老後に不安を抱えている若い方は、少額からでも投資をスタートしてみてはいかがでしょうか。

 

本コンテンツは情報の提供を目的としており、保険加入その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。
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