必ず知っておきたいカードローンのメリットとデメリット

カードローンとは?カードローンの種類や仕組み・手続きの流れ

「急にお金が必要になった!」そのような場合、皆さんはどのようにしてお金を準備しますか?キャッシングを利用する、カードローンを利用する、親族や友人に借りるなどが考えられますね。

今回はカードローンについて詳しく説明していきます。急な出費や生活費が足りなくなった場合に役立つ、カードローンとはどのような商品なのか、さっそく見ていきましょう。

カードローンとは?キャッシングとの違いやローンの仕組み

カードローンとは住宅ローンや自動車ローンとは違い、無担保で融資を受けられるローンです。それと同様にキャッシングという言葉も、お金の借入を検討していると目にします。カードローンとは?キャッシングとは?そんな疑問をまずは解決しましょう。

カードローンとキャッシングの違い

カードローンとキャッシングの大きな違いは、借入に使うカードの種類の違い。カードローンとは、ローン専用のカードを利用して借入することを指します。一方キャッシングとは、クレジットカードを利用して借入することです。お金を借りられるという点では同じですが、カードローンとキャッシングを比べた場合には他にも違いがあります。

カードローン キャッシング
返済 リボ払い(毎月一定額を返済) 翌月一括返済(リボも可)
金利 低い 高い
審査から融資まで 遅い 早い
年会費 不要 必要(クレジットカードとして)

カードローンとは、ローンを利用する際に信用度などの審査が必要となるため、キャッシングよりも融資までにかかる期間が長くなっています。しかしその分金利が低く、返済期間が長くても負担が少なくてすむことが、カードローンの特徴です。

一方キャッシングでは、すでにクレジットカードを作成する段階で信用度などの審査は行われているため、融資までにかかる期間が短くてすみます。カードローンに比べ、金利は高い傾向にありますが、一定の無利息期間が定められているものも。無利息期間中に返済できるのであれば、お得なローンかもしれません。

ただし平成22年の貸金業法の改正により、キャッシングからカードローンに商品名を変更するケースが増え、明確な違いはなくなりました。金融業界では、カードローンとは銀行の取り扱う商品、キャッシングとは消費者金融の商品という側面があるようです。

カードローンの仕組み

前述したように、住宅ローンや自動車ローンとは違い、カードローンとは無担保のローンです。

住宅ローンであれば住宅を購入するため、自動車ローンであれば自動車を購入するためといったようにお金を使用する明確な目的が必要。しかしカードローンで借り入れたお金は、趣味や食費、交際費など、使用する目的に制限はありません。つまり、カードローンとは自由に使えるお金です。

カードローンとは、どのような仕組みになっているのでしょうか。いつローンの申し込みをすれば良いかも含め、説明していきましょう。

カードローンとは前述したようにローン専用のカードを利用して、お金を借入するシステムです。そのため専用のカードをもらわないと、お金を借りることはできません。カードローンを申し込むタイミングは、実はお金が必要になったときでなくても大丈夫。これから先いつかお金を借りなければならない、そんなときに備えて申し込みをしていても構わないのです。

どのようにして、カードローンとは使うものなのか。手元にカードが届いたら、コンビニなどに設置されているATMなどを利用して借入します。さらに指定した口座にお金を振り込むことも可能です。

返済については後述しますが、返済が終わった後のカードは返却する必要があるのかどうかですが、返却する必要はありません。つまりカードローンとは、繰り返し借入できる仕組みになっています。

利用可能なATMの数が多く、いつでも借入できることが、カードローンの最大のメリット。さらにカードローンでは、保証人も必要ありません。誰にも知られることなく、借入できるローンシステムです。

カードローンの種類とそれぞれの特徴(金利・在籍確認・審査)

カードローンとは大きく分けて、銀行系と消費者金融系の2つがあります。専用のカードを利用してお金を借入することは同じですが、違いがあるので、それぞれの特徴を見ていきましょう。

銀行系 消費者金融系
金利 最大14.5%前後 最大18%前後
審査期間 長い 短い
在籍確認 口座開設済みなどで不要のことも 基本実施
法律 銀行法が適用 貸金業法が適用

銀行系カードローンとは

銀行系のカードローンの特徴は、消費者金融系のカードローンより金利が低いこと。住宅ローンなどに比べると、もちろん金利は高いのですが、早く返済すればするほど、利息を低くすることができます。

適用されている法律が銀行法であることも、特徴のひとつです。審査は厳しく1週間以上かかる場合もありますが、貸金業法に定められる総量規制(*)の対象とならないため、消費者金融系のカードローンよりも多くの金額を借入できることも。そして年収の縛りが規定上ないため、主婦でもカードローンを利用できるケースがあります。

*総量規制:年収の1/3を超える新たな借り入れはできない

消費者金融系カードローンとは

消費者金融系のカードローンの特徴は、金利は高めですが審査機関が短いこと。カードローンを利用する人のなかには、すぐに手元にお金が必要という人もいます。消費者金融系カードローンには即日融資が可能なものもあり、早急にお金を準備したい人にとって利便性が高い商品です。

このようにカードローンとは銀行系と消費者金融系があるので、いくつかの商品を比較検討して利用するようにしましょう。

カードローンの申し込み手続きの流れと必要なもの-審査から融資まで

カードローンを申し込むには、どのような流れで行えば良いのか、必要な書類は何があるのかといった点をまとめました。

カードローンの申し込みから融資までの流れ

カードローンとはどのような流れで手続きが行われるのでしょうか。各カードローン商品により、WEB・郵送・電話・店頭など選択可能な利用方法が異なります。今回はWEBと店頭での申し込みから融資までについて説明しましょう。

WEB 店頭
申し込み 申し込みフォームへ記入 本人確認書類持参にて店頭にて手続き
確認連絡 メールor電話で意思確認 不要
審査 約1時間(必要書類) 約1時間
結果報告 メールor電話で審査結果連絡 口頭で担当者より審査結果報告
契約 郵送・FAX・自動契約機にて契約 店頭にて契約
融資開始 カード発行後
ATMや振込融資にて利用開始
同左

店頭で契約する場合には約1時間の審査時間を待つ必要があり、契約成立の場合でも即日店頭にて融資を受けられるわけではありません。銀行系のカードローンであれば、審査に数日要することもあります。カードの到着を待たずすぐに融資を利用したい場合には、振込融資を利用すると良いでしょう。

もちろんカードローンの申し込みをする前に、どのカードローンに申し込むか精査する必要があります。カードローンとは、商品によって金利や借入条件が異なるものです。あなたの希望に合ったものを選べるように、まずはしっかりと下調べをするようにしましょう。

カードローン申請に必要なもの

カードローンを申請するには、必要な書類があります。先述したようにカードローンとは、無担保で融資を受けることができる商品です。そのため個人情報や年収などを契約会社に伝えなければなりません。

必要な書類

  • 本人確認書類(運転免許証、健康保険証、パスポートなど)
  • 収入証明書類(源泉徴収票、所得証明書、給与明細書など)

少額融資の場合には、収入証明書類が不要になることも。

在職確認として、カードローン会社から勤務している会社に確認連絡が行われます。電話で行われますが、カードローン会社名を名乗ることはほとんどなく、カードローンを利用することはバレないので安心です。

これ以外にも信用情報の確認が審査では実施されます。信用情報は信用情報機関を通して行われるものです。信用情報機関には「CIC(シー・アイ・シー)・JICC(日本信用情報機構)・JBA(全国銀行協会)」といった機関があり、過去の借入状況や滞納などが管理されています。

そのため過去に返済を滞納していたり、債務整理をしたりした場合には、お金を貸すには不適合と判断されてしまうことも。だからといって嘘は禁物です。嘘の情報も信用情報機関によって暴かれてしまうため、より信用を落としてしまうことになってしまいます。

またどこのカードローン会社の審査に通るか分からないから、複数社申し込みをしよう!と考える人もいるかもしれません。

一度に複数社の審査に申し込むと、信用情報機関に照会が行われた時点で、「この人はいくつも申し込んでいる。お金がかなり足りないんだろう。返済できないかもしれない」と判断される材料になることも。そのため、一度にたくさんのカードローン会社に申し込むのはおすすめできません。

もし審査に通るか不安という場合には、お試し審査を利用してみましょう。氏名や電話番号などの個人情報を登録せずに行えるため、審査に通るかの判断材料にすることができます。

ただしあくまで目安。実際に審査に通るかは、正式な審査を行ってみないと分かりません。その点を心に留めておきましょう。

カードローンの借り換えとは?メリット・デメリット

カードローン会社のサイトを見ていると、借り換えという言葉もよく目にします。借り換えとはいったいどのようなものなのでしょうか。

カードローンの借り換えとは

カードローンとは、一度借りたら返済完了まで利用しなくてはなりません。しかし利息が負担となり、全額返済への先行きが不安になることも。そのような場合には、カードローンの借り換えを利用するのも手です。

カードローンの借り換えとは、現在利用中のカードローンから別のカードローンへ借入を変更することを指します。利息の負担が減らせられるカードローンへ借り換えできれば、返済を楽にすることができるかもしれません。

カードローン借り換えにおけるメリット・デメリット

どの商品やサービスにおいても、メリットだけでなくデメリットもあります。両方を知って、賢くカードローンを利用しましょう。

メリット

  • 金利が低い商品に借り換えれば、払う利息が減る
  • 返済計画次第では、月々の返済額を減らせる
  • 普段よく利用するコンビニATMと提携していれば、利便性アップ

保険や教育費などによりカードローン以外に月々の返済が増えた場合は、月々の返済額を減らすことができればメリットと感じるでしょう。返済に利用しているATMが自宅や職場から遠く不便に感じているなら、自分にとって利便性の良いATMが利用できることがメリットです。

デメリット

  • 利息が増え、負担が増すことも
  • 月々の返済額が減ることで、返済期間が長期化することも
  • 審査が以前より厳しくなる

借り換えるカードローン商品を間違えると、利息の負担が増えてしまうことも。さらに審査や追加融資で不利になることもあるため、しっかりと検討することが大切です。

カードローンとは借り換えをすれば、必ずメリットがあるわけではなりません。あなたの条件に合ったカードローンへ借り換えることが大切です。

カードローンとは金利の幅があり、さまざまなサービスがあるもの。もし自分で検討するのが難しいなら、ファイナンシャルプランナーなどに相談してみても良いでしょう。

カードローンの返済方法と返済計画の重要性

カードローンを契約する際には、金利だけでなく返済方法も確認しておきましょう。いくら低金利の商品であっても、返済に不便さを感じると返済が滞ってしまう可能性もあります。

返済方法は、主に4つ

カードローンの返済方法は、次の4つが主です。無担保で受けられるものですが、カードローンとは必ず返済しなければならないもの。滞りなく返済できる方法を選んでおくと、金銭面だけでなく心理面でも楽になります。

  • 銀行口座振り込み
  • 銀行口座引き落とし
  • ATMでの返済
  • インターネットバンキングでの返済

銀行での振り込みに慣れているなら銀行口座振り込みが便利でしょう。一方毎月定額が引き落とされる銀行口座なら、返済に足を運ぶ必要がありません。

ただし口座に引き落とし額分の残高がなければ、引き落としされないため注意が必要です。コンビニをよく利用するならATMが便利。インターネットバンキングなら、24時間いつでも自宅で返済できるメリットがあります。

どの返済方法が便利かは、人それぞれ。カードローンとはこの商品が誰にでもおすすめ!ということはなく、自分に合った商品を選ぶことが大切です。

返済計画をきちんと立てよう

カードローンとは、返済されることを前提に成り立っているサービスです。

そのため借入したお金と利息は、きちんと返済しなければなりません。完済できなかったり、滞納してしまったりすると、次にカードローンを利用したいときには審査が通る可能性が下がってしまいます。

急な予定によりお金が必要となることはあるでしょう。しかしカードローンを利用する際には、返済計画も立てておくようにすることが重要です。

まとめ:カードローンの利用に迷ったら、お金のプロに相談を

カードローンとは周りの人に知られることなく利用できるお金の借入サービスです。しかし計画性なく借入するのではなく、返済計画まで立てて利用するようにしましょう。もし利用方法や返済計画に不安があるなら、ファイナンシャルプランナーなどのお金のプロに相談してみるのもおすすめですよ。

 

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