今、注目される終活年賀状とは

今、注目される終活年賀状とは
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年末にやらなければいけないことの1つに年賀状出しがあります。

旧年にお世話になった方にお礼の気持ちを込め、さらに新年を祝う日本伝統の挨拶状ですね。

年末になると年賀状のCMがTVを賑わし、そろそろ書き始めるかと重い腰をあげる経験を誰もが持っていると思います。

そんな年賀状ですが、毎年出す人が減っているニュースを見た事がありますか?

ただ、面倒くさいからといって辞める人ももちろんいるのですが、最近は終活年賀状といって、終活の一環として年賀状を今年で最後にしますという意味を周りに伝えるものが増えてきました。

そんな終活年賀状について今回はお話していきます。

年賀状の今昔と終活年賀状について

年賀状ですが発行枚数で見てみると2003年をピークに減少していっているというデータがあります。

枚数でいうと約44万枚2003年には発行されていましたが、2018年になるとやく25万枚と約30%減少しています。

これから年賀状離れや人口減少を考えるとさらに年賀状を出すという方は減っていく事でしょう。

さらに終活という考え方が広がってきた現在では、高齢者の方が還暦などをきっかけに年賀状を送るのを辞めることも増えてきました。

これが終活年賀状です。

具体的には年賀状と同じように旧年に対してのお礼と新年の挨拶を述べるとともに、来年からは年賀状を辞めさせていただくという旨を先方に伝えます。

高齢になると健康上の問題や体力面から毎年、年賀状を購入して、一枚一枚手書きしてとなると非常に大変。

また終活の一環として付き合いが薄くなった方を一旦整理して身軽になりたいというのも理由の1つかもしれません。

終活年賀状に対する反応は?

終活年賀状が広がっているとはいえ、まだ終活年賀状に対する反応は様々。

終活年賀状を送る側としては、終活を進める上で、自分の身辺整理をしているので前向きな気持ちで送ることになります。

忙しい年末に毎年年賀状を送らなくて済むといことでホッとしている気持ちもあるでしょう。

ただ逆に週末年賀状を送られた側はどうでしょうか?

人によっては、年賀状を送り返す必要がなくなり助かったと思う方もいれば、縁切りのように感じてショックを受ける方もいるようです。

さらに終活年賀状自体を知らなければ、なぜわざわざ送ってくるのだろうと困惑する人も。

終活年賀状を送る側としては送られる側が不快な気持ちにさせないような気遣いが必要です。

そこで次の項目では終活年賀状の書き方のポイントをお話します。

不快にさせない終活年賀状の書き方とは

年賀状のやり取りに関してだけとはいえ、終活年賀状は相手との交流を断つことを知らせるものです。

終活年賀状を送る際には相手の気持ちを考え、慎重に書きたいところ。

相手を不快にさせないポイントは主に3つ。

  • 直接的な表現を避ける
  • なぜ年賀状を送らないことにしたのか理由を添える
  • 感謝の気持ちを忘れずにきちんと伝える

これらを見ていきましょう。

直接的な表現を避ける

終活年賀状の最大の目的は相手に来年以降も年賀状を送らない旨をきちんと伝えること。

しかし終活年賀状は絶縁状ではありません。

なるべく相手に不快感を与えないために、柔らかな表現を心がけましょう。

具体的には「終わり」「辞める」「これが最後」などです。

柔らかな表現の例文としては

「本年をもちまして、年賀状でのご挨拶をご遠慮させていただきたいと存じます。」
「今年限りで新年のご挨拶を失礼させていただきたいと考えております。」

などが良いのではないでしょうか。

なぜ年賀状を送らないことにしたのか理由を添える

ただ年賀状のやり取りを辞めるというだけでは、終活年賀状の存在を知らない方を困惑させてしまいます。

そこで一方的な宣言ではなく、理由を相手に説明しましょう。

よく使われる理由としては「高齢になったので」「身体的に衰えたので」という理由が自然でしょう。
還暦などの節目の年齢に終活年賀状を送ることが多いので、文面としては
「寄る年波を感じ、手元もおぼつかなくなりましたので、還暦を節目とさせていただくことにいたしました。」などが良いと思います。

感謝の気持ちを忘れずにきちんと伝える

さらに自分本位と取られないために相手にきちんとこれまでの感謝を伝えましょう。

また年賀状を出さなくなることによるお詫びも添えると良いです。

「誠に勝手ではありますが、ご容赦いただきますようお願いします。」
「長年にわたり年賀状を賜り感謝いたします。長い間のお付き合いありがとうございました。」

などと伝えると角が立ちにくいです。

また年賀状のやり取りのみをやめたい、今後もお付き合いをしていきたい相手であれば

「今後も変わらないお付き合いをどうぞよろしくお願いします。」

と添えておくと相手も安心します。

さらに年賀状に変わる連絡方法、電話番号やメールなどを伝えて先方に連絡方法を伝えておくのもいいですね。

終活年賀状を受け取った際には

これまでは終活年賀状を送る側のポイントを見てきましたが、逆に終活年賀状を受け取った場合はどのように対処すれば良いかを考えてみましょう。

基本的には終活年賀状を受け取った側がどのような対処をしても問題ありません。

しかし終活年賀状を送ってきた人に対してこちらが年賀状を送り続けてもいいだろうと安易に判断するのは良くないでしょう。

相手からすると終活年賀状を送ることにより、手間を省き人間関係の一部分(この場合は定型的なコミュニケーション)を省きたいという希望を持っているのにその意味を汲み取らずにこちらが年賀状を送り続けては相手への心理的な重圧になりかねません。

やはり終活年賀状を送ってきた人にはこちらも年賀状を翌年から送付することは遠慮しておいたほうがスマートです。

終活年賀状を送ることによるデメリットを考える

これまでは終活年賀状に関してメリットと気をつけるべき点、マナーなどをみてきましたが終活年賀状を送ることによるデメリットはあるのでしょうか。

少し考えてみましょう。

やはり終活年賀状を送られた側は良い気持ちはしない

終活がブームで終活年賀状に対して理解が進んできていると言ってもやはり毎年行ってきた年賀状のやり取りを突然お断りするという行動は断られた側からすると困惑するのは間違い無いでしょう。

また年賀状というものの性質として新年になってから相手に届きますので、新年から嫌な気持ちにさせられたと感じる方もいるかもしれません。

もし、文面に気を使う他にもっと相手に気を使いたいのであれば、年が明けるま前に年賀欠礼状のような形で相手に送るのも選択肢の1つ。

これならば、相手がもし年賀状を用意していないのなら送る必要性をなくすことができますし、年内に気持ちの整理もできるでしょう。

コミュニケーションが全くなくなってしまうケースも

終活の一環として終活年賀状を送ること自体には問題はありませんが、人間関係を整理しすぎてコミュニケーションが希薄になりすぎることは良くありません。

孤独死などのニュースが新聞やニュースを賑わせていますが、毎年やり取りをしていた年賀状をやめてしまうことにより、人との付き合い自体が減少しすぎることは避けた方が良いでしょう。

終活年賀状を実際に書いてみる

終活年賀状に関してのこれまでの説明から、終活年賀状がどういうものでメリットデメリットはどういうものか、気をつけるべき点はどう言ったものかを理解していただけたと思います。

それでは実際に終活年賀状の文面を考えてみましょう。

終活年賀状の構成

  1. 新年の挨拶
  2. 年賀状を書くことを辞める理由
  3. 年賀状を来年からお断りする旨
  4. 相手に対してのお詫びとこれまでの感謝
  5. 結びの言葉

このような形がオーソドックスと言えそう。

では実際に1つの文例として終活年賀状を書いてみましょう。

終活年賀状の文例

新年明けましておめでとうございます

昨年は大変お世話になりました

さて私も高齢になり 手足の衰えがあり 寄る年波を感じる機会が増えました

そこで大変失礼ではありますが長らく交わしていただいておりました年賀状ですが
本年限りで描き納めとさせていただきたいと思います

誠に勝手ではございますが今後も変わらぬお付き合いをお願い申し上げるとともに
皆様のご健康とご繁栄を心からお祈りいたします

令和〇〇年 元旦

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は最近注目されている終活の一環である終活年賀状について解説致しました。

高齢の方にとって大事なコミュニケーションの1つでありながら、年齢や体力面での負担となりやすい年賀状。

もし「年賀状のやり取りをやめたい」そう考えるのなら終活年賀状を送ると良いでしょう。

年賀状をやめた人の大勢は年賀状がなくなって楽になった、人間関係の煩わしさが和らいだという意見が多いです。

ただこれまで説明したように、終活年賀状を送られる側の気持ちを損ねないようきちんと考えて、文言や送るタイミングを考える必要があります。

そもそも終活とは死ぬまでの身辺整理の意味だけではなく、残りの人生をどれだけ豊かにストレスなく過ごせるかを考えるという行為。

自分が気持ちよく、楽に過ごしたいからという自分本位の考えでは周りの人を傷つけることになります。

それでは豊かな人生とは言えないでしょうから。

今回は終活年賀状についてお話ししてきましたが終活としてやった方が良いこと、やらなければいけない事はまだたくさんあります。

終活についてもっと詳しく知りたい、アドバイスをもらいたいという場合は終活アドバイザーの資格を持つ人に相談すると良いでしょう。

専門的な知識や経験とともにあなたに必要なアドバイスを贈ってもらえますよ。

 

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