終活ノートとは。書き方や準備の仕方を解説

終活ノートとは。書き方や準備の仕方を解説
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人生の事を振り返る年齢に差し替えると考えなければいけないことの1つとして「終活」が挙げられます。

昔であれば死ぬ事を考えるなんて良くない事。という考えもありましたが、最近では家族への負担を減らす事や自身の人生を振り返り整理することが大切という考え方が進んできています。

「終活」そのものを死にまつわるネガティブなものではなくポジティブなものに皆さんもとらえて積極的に取り組んでいきましょう。

そんな大事な「終活」ですが、何をすればよいのかわからない、どこから手をつけて良いのかわからないと言った声をよく聞きます。

そこで活躍するのが終活ノート。

今回はファイナンシャルプランナー資格を持つ私が、人生を統括する役目を持つ終活、そして終活に使っていきたい終活ノートに関して解説していきます。

終活ノートとは

まず終活ノートについて解説する前にもう一度終活そのものについて整理しておきましょう。

終活とは人生の最後の後始末の意味だけだと考えてらっしゃる方が多いですが、終活はそれ以上の意味を持つものとしてとらえられています。

現代の終活とは遺産整理やお墓の準備、遺言書を用意しておくような残された家族に向けたことに加えて、残りの人生をどれだけ充実したものとできるか、またやりたいことをどれだけやり切るかという、ご自身に対しての行動が含まれます。

死は誰にも平等に訪れますが、そのための準備を万全にしておくことで、自分の人生を価値あるものとして満ち足りた気持ちで感じることができる。

そのための終活です。

その終活でやるべきこと、それを整理しまとめておくのが終活ノートの役割です。

終活ノートはどこで手に入る?

終活ノートは自分で一から作っていくのも良いですが、手間がかかります。

今は終活ブームですので色々なところで終活ノートが手に入ります。

大きく入手先を分けると

  • 大型文具店や書店
  • アマゾンや楽天などの通販
  • サイトからダウンロード

大まかに分けると上記3つの方法がポピュラー。

それぞれ見ていきましょう。

大型文具店や書店

ジュンク堂や紀伊国屋などの大型書店は特設コーナーがあったりするほど手に入りやすいです。

また東急ハンズなどでもほとんどの店舗で取り扱いがあるようです。

文具店、書店どちらもステーショナリーコーナーに置かれていることが多いです。

終活を考えられている方はぜひ大型文具店や書店に立ち寄った際はステーショナリーコーナーをのぞいてみると良いでしょう。

後ほど紹介しますが終活ノートとして一番人気のあるコクヨの終活ノートもこういった店舗で手に入りますよ。

アマゾンや楽天などの通販

アマゾンや楽天でも今は簡単に終活ノートを比較検討し購入することができます。

店舗とちがう点は多くの商品を比較できることとレビューをチェックできることでしょうか。

終活は皆さん一人ひとりのライフスタイルにより終活ノートの形式や内容が変わってくることがほとんど。

どうしても終活ノートのここだけはこだわりたい、譲れないという部分が多い方は通販が色々な種類があった良いかもしれません。

サイトからダウンロード

実は終活ノートは上記のように購入することもできますが、オンラインで無料ダウンロードも可能です。

もちろんダウンロードする場合、ノートのような形で残したり、手書きで終活ノートを作ったりしたい場合にはプリントアウトをする必要があります。

パソコンなどに残しておけば良いのでは?と思われるかもしれませんが、パソコンの中にしまってしまうと遺族が見つけることができなくなったりしてしまわないように注意しなくてはなりません。

メリットとしては何度でもダウンロードして書き直すことができる、文字を書くのが苦手な方はWordなどのソフトで記入できることです。

WEBサイトで無料配布されているところも多いのでぜひチェックしてみることをオススメします。

終活ノートの書き方はどう書くべき?

終活ノートについてまず知っておくべき点があります。

それはどのような形式で書いても良いし、決まったルールは基本的に存在しないということ。

先ほど説明したようにきちんとした市販された終活ノートに手書きで書いても良いですし、オンラインダウンロードしてWordで書いても構いません。

写真などを使っても構いませんしスマホなどで残しておくのも自由です。

押さえておくべき点は

  • 自分が死んだ後に家族がきちんと見つけることができる
  • 中身を整理しておくことで伝わるものにしておく
  • 突然何かあった時への対応を記しておく

この3つです。それさえ押さえておけば終活ノートはいかなる形でも問題ありません。

それでは次に具体的な書いておくべき内容を見ていきましょう。

終活ノートに書いておくべき点とは

終活ノートはどのような形式でも構わないという点は理解していただけたと思います。

といってもなんでも好きなように書いていっても終活ノートとしての役割は果たせません。

基本的にこれだけは書いておくべきという項目を挙げてみました。

ご自身のことを書く

まずは自分自身の基本情報を書いておくべきです。

住所や生年月日、血液型、本籍地、家族構成も大事です。

さらに自分についても書いておきましょう。

趣味やご自分の特技、好きな食べ物や音楽など。

ご自身の再発見になりますし、残された家族の方への大切な情報になります。

個人情報など

スマホやパソコンの暗証番号や契約番号などもあると良いでしょう。

パスポートや運転免許証の情報やどこにしまってあるかも書いておくと良いです。

ただ銀行口座のパスワードなどは防犯のため取り扱いに注意してください。

かかりつけの医者や薬、介護について

突然の事故や病気などで意識不明や危篤状態、または認知症などでコミュニケーションを取れなくなってしまうことも考えられます。

その場合、ご家族は情報が少なく困ることになりますので情報を終活ノートに残しておく等よいでしょう。

  • 専門医がいるなら病院名や主治医名
  • アレルギーや持病について
  • 常用薬の情報
  • 臓器提供を希望するかどうか

これらはとても重要な情報となります。

さらに危篤状態になった際などに延命治療を希望するのか、または介護が必要になった時にどうして欲しいのかも添えておくべきです。

ペットについて

残されるのは家族だけとは限りません。

ペットを飼っている方は残されたペットについても記しておきましょう。

  • ペットの名前
  • ペットの年齢
  • ペットの種類(犬であれば犬種など)
  • いつも与えているエサや好きな食べ物
  • かかりつけのペット病院の情報

これらも残しておくと安心ですね。

葬儀・納骨・お墓について

自分が死んでしまった後に気になるのはやはり葬儀や納骨方法、お墓について。

終活ノートについてこれらを残しておくことで、遺族が自分の意思を汲み取っておこなってくれるでしょう。

具体的には

  • 葬式の形式(一般的な葬儀なのか、家族葬なのかなど)
  • 喪主は誰にしてほしいか
  • 参列を希望する人の名前など
  • 遺影に使ってほしい写真を指定する
  • 棺に一緒に入れてほしいもの
  • お墓をすでに所有しているなら寺院や霊園、墓地の情報

これらを終活ノートに残しておくと自分が死んだ後スムーズに進むでしょう。

さて残るは相続財産などについても終活ノートに記しておきたいですよね。

ただ相続などに関しては色々と注意しなくてはいけない点があるのでよく理解しておくと良いです。

遺産相続や財産贈与を終活ノートに残す際の注意点

現金や預貯金、不動産や株などの有価証券の情報は終活ノートに残すと良いです。

  • 金融機関名・支店名・口座番号・口座名義など
  • 通帳や印鑑の保管場所
    (※こちらを記す際には終活ノートの取り扱いに十分注意してください)
  • 加入している保険会社名・連絡先
  • 保険の種類
  • 証券番号など
  • 有価証券の契約者名や受取人名など
  • 有価証券の保管場所
    (※こちらも記す際には終活ノートの取り扱いに十分注意してください)

これらを終活ノートに記しておくのは良いですが、上記にあるように防犯やセキュリティの観点から終活ノートの取り扱いにはくれぐれも注意するようにしてください。

そしてこれら遺産についてですが、覚えておくべき点があります。

終活ノートは遺言書のような形ではありますが、法的根拠はありません。

そのために相続財産の分配や受取人指定などは全て遺言書で行うようにしてください。

遺言書を残した場合はその旨を終活ノートに遺言書の有無、保管場所を記しておきましょう。

その他残しておくと良いもの

自分の親族や仲の良い知人など自分の死後に連絡をしてもらい人をリスト化しておくと残された家族が助かります。

訃報をすぐに知らせた方が良いか、葬式に参列してもらいたい人であるなど詳細もあると良いかもしれません。

また自分の死後にのしておきたいもの、ことづけておきたい事とともにご自身の家族へのメッセージを終活ノートに残しておくといいですね。

メッセージを終活ノートに書くことによりその後に家族に抱く思いもまた変わってくることもあるでしょう。

まとめ

終活ノートについて今回は色々とお話をしてきましたがいかがだったでしょうか。

終活ノートは自分の死後に家族がやらなければいけない事がスムーズに進む大きな手助けになることはもちろん、自分が死ぬまでにやっておきたいこと、考えなければいけないことの気づきへの大きな手助けになること請け合いです。

これまでは自分の死後、残された家族は亡くなった方の気持ちや意思を想像することしかできませんでしたが、終活ノートが残されることで家族は自分の最愛の人の気持ちをはっきりと汲み取る事が出来るようになります。

終活ノートは死ぬ間際だけに書くものではありません。

人生の一区切りがついた時、何か大きな病気をした時などにぜひ終活ノートを書いてみてください。

何か大きな発見などもあるかもしれませんよ。

 

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